名門復活を託された“背番号10”。ミランで本田圭佑はどこで起用され、何が求められているのか?

2013年12月15日(Sun)10時12分配信

text by 神尾光臣 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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本田に求められているのは攻撃だけではない

 そこで彼らは、本田の力を必要としている。パスセンスを活かせ、利き足の左でゴールも狙うことも出来るこのポジションは、彼のキャラクターにも合っているはずだ。

 攻撃時はサイドだけに張り付かせるのではなく、ポジションを入れ替える自由も保障されている。あとはカカーやバロテッリ、そして積極的に攻め上がる右SBのアバーテらと、どれだけ短時間で連係を深められるかが活躍への鍵となるだろう。

 しかし重要なタスクはもう一つある。それは守備だ。ボールが相手のポゼッションにある時、ミランの2シャドーはサイドのスペースを埋め、チームはさながら[4-5-1]として緊密なゾーンを築く。

「カンピオナートは守備で勝つもの」と公言するアレグリ監督にとって、前線の選手が守備に参加するのは義務でもある。本田は11月の日本代表2連戦で、オランダとベルギーを前にして守備でも献身的に体を張っていたが、こういった貢献が毎試合コンスタントに求められるのだ。

 冬の移籍市場を、イタリアでは『修繕のメルカート』と呼ぶ。この時期に呼ばれる選手は、即戦力としてチームの立て直しを要求される。ミランは近年、うまく“修繕”をこなしてリーグ戦での追い上げを図ってきたクラブ。現在チームは首位ユベントスに勝ち点22差を付けられての9位。今回は本田に、追い上げの使命が託されている。

【了】

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