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放映権料の高騰が要因か。松木安太郎抜きのW杯になる可能性も

text by 編集部

放映権料はぼったくり?

 それにしても前回10年大会の放映権料は250億円なのだから、W杯ビジネスの肥大化は一途をたどるばかりだ。

 ネット上の反応を見てみても、

「400億円ってぼったくりだろ」
「FIFA調子のってんな」
「競技場つくれる金額じゃね」
「ここまで高騰させているのは電通だけどな。まあNHKはMLBに5年で300億も無駄金払っているんだから400億位余裕でしょ」

 などと声が挙がっている。

 「ジャパンコンソーシアム」が放映権料を支払った場合、放送カードは抽選くじで決定される。とくに日本戦の中継は各社にとって高視聴率が約束されるドル箱のキラーコンテンツ。

 ちなみに、初戦のコートジボワール戦は日曜日朝10時キックオフとまずまずの時間帯だ。テレビ朝日は過去3大会の日本戦でいずれも中継権を引き当てており、日本代表戦といえば「テレ朝」「松木安太郎」「セルジオ越後」というイメージを確立し、キラーコンテンツ化させることに成功した。

 視聴率低迷にあえぐ民放各社なだけに、今回、高額の放映権料を支払ってでも赤字覚悟で激戦に乱入しようとする局が現れても不思議ではない。ただし、その場合はブラジル大会で“松木節”が聞かれなくなる一抹の寂しさも残るわけだが……。

【了】

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