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きっかけは日本戦。上位進出を目指すオランダ、W杯では“カウンター”スタイルへ変更の可能性も

text by 中田徹 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

スペインを抑えても首位突破が必要な理由とは?

 ハンガリーを8-1で破った試合は、「攻撃しなければオランダではない」というオランダのDNAが露になったものだった。しかし、スペインと同組になったW杯のグループBでオランダは首位突破を果たさないと、決勝トーナメントでいきなりブラジルと当たってしまうという“現実”もある。

 現時点での実力差を鑑みれば1位スペイン、2位オランダという勝ち抜けが順当と思われる中、オランダは1位勝ち抜けにこだわらないといけない。そう考えるとファン・ハール監督が本大会で『プロボケーション・プレッシング・サッカー』を試みて来る可能性も否定出来ない。

 オランダでは「ベテランのロベンやファン・ペルシは今もなお、成長を続けている。とりわけファン・ペルシは苦手だったヘディングを自分の武器にした」と評価されている。この絶対エースの2人が活躍すれば、ブラジルでオランダが再び上位進出を果たす事が出来るかもしれない。


担当記者による分析
目標:ベスト4
ノルマ:ベスト8

【了】

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