ミランの来シーズンの新監督にはボタフォゴMFクラレンス・セードルフの就任が有力になっているのではないかと報じられる一方で、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督も候補として浮上しているようだ。

イタリア複数メディアは、バカンスのためブラジルからイタリアに戻ったセードルフがシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長と接触し、新監督就任の仮合意に達したと報道。だが『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、セードルフを有力としながらも、より経験豊富なプランデッリ監督がブラジル・ワールドカップ後にミランの新監督に迎えられる可能性もあるとしている。アドリアーノ・ガッリアーニCEO、バルバラ・ベルルスコーニCEO兼副会長の両名もプランデッリ監督招へいに前向きとのことだ。

一方で『ガゼッタ』は、先日アンドレ・ビラス＝ボアス前監督を解任したトッテナムもプランデッリ監督に関心を示していると報道。ミランとの契約が満了する今シーズン末に退任が濃厚とみられるマッシミリアーノ・アッレグリ監督も、トッテナムの新監督候補の一人だと報じている。イギリスメディアは逆に、ミランが新監督候補としてビラス＝ボアス氏に接触した模様だとも報じていた。

イタリア『スカイ・スポーツ』はミラン退任後のアッレグリ監督の去就について、パリ・サンジェルマンあるいはモナコが今季のリーグアン制覇を逃した場合、新監督として迎え入れる可能性があると見ている。ミランを軸として、この夏には複数のクラブの監督が大きく入れ替わることになるかもしれない。