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マンU公式戦13年ぶり3連敗。現地識者が攻撃陣の不振を分析「自信をなくしているからだ」

マンチェスター・ユナイテッドは7日のキャピタル・ワン・カップでサンダーランドに1-2と敗れた。香川真司は出場しなかった。モイーズ監督は判定に不満を露わにしている。

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ファン投票での仮想先発には香川の名もあったが…

 マンチェスター・ユナイテッドは7日、敵地で行われたイングランド・フットボールリーグカップ(キャピタル・ワン・カップ)準決勝第1戦でリーグ最下位に低迷するサンダーランドに1-2で敗れた。香川はベンチ入りしたが出番はなかった。ユナイテッドは2001年以来、13年ぶりの公式戦3連敗を喫した。第2戦はユナイテッドのホームで22日に行われる。

 ユナイテッドはFWのエース、ファン・ペルシーとルーニーが負傷離脱しているため、この日も代役を務めているウェルベックが4-2-3-1のワントップでプレーし、トップ下は40歳のベテランMFギグス、左に18歳のヤヌザイ、右にバレンシアが入った。

 4-2-3-1は最後に白星を築いた先月28日のノリッチ戦以来となる3試合ぶりの布陣となった。地元紙マンチェスター・イブニング・ニューズが行ったファン投票では仮想先発に香川も名を連ねたが、トップ下や左サイドではなく、中央MFとして選ばれていた。

 ユナイテッドは前半25分にMFギグスのミドルシュートがクロスバーを叩き、同38分にはMFヤヌザイのゴールがオフサイドの判定で取り消されるなどの不運に見舞われた。すると前半終了間際、サンダーランドがFKからボールをゴール前に落とし、そこに走り込んだMFギグスがオウンゴールを献上してしまう。

 ユナイテッドは後半7分に左CKからファーに走ったDFビディッチが頭で合わせて同点に戻したが、その8分後、MFクレバリーが自陣エリア内で相手選手を倒してPKを献上。これが相手の勝ち越し点となり、万事休した。

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