リヴァプールのブレンダン・ロジャース監督は、チェルシーへの移籍がクラブ間で合意に達したバーゼルFWモハメド・サラーの獲得をまだ完全に諦めたわけではないようだ。

リヴァプールは以前からサラーに強い関心を示していたが、チェルシーは２３日にバーゼルとの合意を発表。あとはサラー本人とチェルシーとの交渉がまとまり、メディカルチェックを受けるのみとなっている。

それでもロジャース監督は、正式にチェルシー加入が決定するまではクラブを信じて待ちたいと考えているようだ。イギリス『トークスポーツ』で次のように語った。

「取引が完全に完了したのかどうかはっきりとは分からない。彼は若くて良い選手だ。我々は数カ月にわたって彼を追ってきた。クラブは彼を見てきたし、私も彼を見に行った」

「選手の代理人とクラブが話をしていても、取引が成立しなければ成立しない。クラブが選手たちを獲得するために必死に仕事をしてきたことは分かっている。彼らに任せて、どうなるかを見てみよう」

だがサラーの獲得に失敗したとしても、リヴァプールは別の選手の獲得に動いているのかもしれない。

「彼は才能ある選手だ。まだ２１歳だが、欧州でのチェルシーやトッテナムとの試合で能力の高さを見せていた。だが、リストを用意しておくことが必要だ。うまくいかなかったとしても、別の１人か２人の獲得を期待することができる」