チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、獲得が濃厚となっているバーゼルFWモハメド・サラーへの期待の高さを述べている。

サラーはチェルシーへの移籍がクラブ間で合意。選手本人との条件合意とメディカルチェックを経て、正式な加入決定に至る見通しとなっている。

マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が同じくクラブ間合意したMFフアン・マタと入れ替わる形で加入することになるサラーについて、モウリーニョ監督は次のように期待の言葉を語った。

「私が気に入っているのは、我々が普段用いている１トップの後ろに３人という形の中で、彼は今のチームにいる攻撃の選手たちと同じようにプレーできるということだ。彼らは右でも左でもトップ下でもプレーできる適応力のある選手たちだ」

「同じエリアのほかの選手たちと同じく、彼も若い選手だ。スピードがあり、クリエイティブで、熱意がある。ピッチ上で謙虚な選手であり、チームのために仕事をする準備と、新たな生活に適応する準備がある」

チームに馴染むためにはある程度の時間が必要だとしながらも、攻撃陣に若く優れた選手たちを揃えることができると満足しているようだ。

「彼が来ることになれば、ウィリアンと同じような過程をたどると考えている。彼は２、３カ月をかけて成長し、このチームのやり方で自信を持ってプレーできるようになった」

「サラーがいて、（アンドレ・）シュールレ、（エデン・）アザール、オスカル、ウィリアンもいれば大丈夫だろう。フアンという経験豊富なトッププレーヤーを失うが、高いポテンシャルを持った若い選手を加えることができる」

若い選手に対して成長を促しながらも、結果も求めていくとモウリーニョ監督は語る。

「最高のやり方は両方をミックスしたものだろう。一面では選手を保護しなければならないが、サラーやウィリアンのような選手が数週間でチームのスターになったり、試合を決めたりすることは期待するわけにはいかない」

「だがもう一つの面としては、我々は多くを要求しなければならない。ここは異なるレベルであり、まったく別の世界だということを彼らに理解させなければならない」