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不振インテル、監督はサポートを求める 「無観客試合のようだった」

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2014年に入って未勝利、5試合でわずか1ゴール
2014年に入って未勝利、5試合でわずか1ゴール【写真:goal.com】

インテルは26日、セリエA第21節でカターニアと対戦し、ホームで0-0と引き分けた。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、ファンにサポートを求めている。

2014年に入って公式戦4試合で白星がないインテルは、DF長友佑都がフル出場したこの日の一戦でも勝てなかった。最下位相手に得点を奪えず、今年に入ってから5試合でインテルが挙げた得点は、長友がキエーヴォ戦で挙げた1ゴールだけだ。

インテルは今週、MFフレディ・グアリンとユヴェントスFWミルコ・ヴチニッチのトレード破談や、不振を受けてエリック・トヒル会長のマネジメントが騒がれた。マッツァーリ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように話している。

「パフォーマンスにはさまざまなことが影響する。今週は懐疑的な目があった。我々のクルヴァ(サポーター)の声は少なく、まるで無観客試合のようだったよ。もっと頑張らなければいけないことは確かだが、サッカーをしたことがある者なら分かるだろう。カターニアにプレッシャーをかけたときは、観客も熱意を持ってくれたが…だが、ゴールが決まらなかった」

「チャンスはつくったが、我々は落ち着いておらず、ミスをしている。前節はジェノヴァでの試合でより伸び伸びとプレーしていたと思う。だが今日は、恐れを抱いていた。矛盾しているが、アウェーの方が、選手たちがより力を発揮できるんだ。選手たちには、何も考えずにプレーすることを伝えようとしている。だが、あらゆることが影響している」

マッツァーリ監督は選手たちの経験にも触れている。

「年齢の問題ではない。ジョナタンや(リカルド・)アルバレスを考えればね。彼らはビッグクラブで主役としてプレーしてきたことがない。彼らはよくやっているよ。だが、トップを争うためにプレーすることに慣れていないんだ」

「(ディエゴ・)ミリートはそうだね。だが、長期離脱していた選手を回復させるのは簡単じゃないんだ。今日は彼の一発が、最高級の選手らしいプレーが必要だった。最後は2、3回、カウンターからピンチもあった。こういう時期は負けることもあり得るんだ」

グアリンとヴチニッチのトレード破談については、インテルサポーターの抗議だけが理由ではないと話している。

「それだけではなかった。交渉に関する最後の評価もあったんだ。交渉を再開しているか? クラブは私が言ったことを知っている。うまくやれたらいいし、私が名前を挙げることはない。みんなが抗議するというなら、それでいいよ。だが、試合前と試合後だ。試合中はダメだよ」

Goal.com

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