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大迫、長澤、田邊の所属クラブが奮闘、来季は日本人対決増える可能性も。欧州二部リーグ前半戦総括

text by 海老沢純一 photo by Ryota Harada

ドイツでは日本人所属クラブが奮闘

大迫、長澤、田邊の所属クラブが奮闘、来季は日本人対決増える可能性も。欧州二部リーグ前半戦総括
阿部拓馬が所属するアーレン(ブンデス2部)は現在12位【写真:原田亮太】

 FW大迫勇也が1860ミュンヘンへ移籍したことで、日本でも注目されるブンデスリーガ2部。19節終了時点で首位につけるのは、専修大からMF長澤和輝が加入した古豪ケルン。長澤は、12月23日の加入以降ウィンターブレークに入ったため試合出場は無いが、来季は新たな日本人対決にも期待できる。

 勝ち点4差の2位にはグロイター・フュルトが1年での昇格を目指して奮闘。1部16位とのPOを戦う3位にはカイザースラウテルンがつけるものの、4位カールスルーエ、5位ウニオン・ベルリン、6位ザンクト・パウリまで4チームが勝ち点31で並ぶ混戦。大迫の1860ミュンヘンも3位と勝ち点3差の8位につける。

 スペイン2部(23節終了時点)では、日本人の坂本圭介氏がオーナーをつとめるCEサバデルが3位~6位で争われるPO圏内まで勝ち点3差の11位につける。また、FC東京から期限付き移籍したMF田邉草民は、12試合に出場(7先発)し、1月12日のレクレアティボ戦では初ゴールとなる決勝点を決める活躍を見せた。

 首位には、かつて1部を制し欧州CLでも旋風を巻き起こした“スーペル・デポル”ことデポルティボ・ラ・コルーニャがつける。2位には勝ち点2差でスポルティング・ヒホンが奮闘中。

 イングランド・チャンピオンシップ(27節終了時点)では、かつてMF阿部勇樹が在籍したレスターが勝ち点8差をつけて首位快走中。2位には、昨季降格したQPR。PO圏内の3位にはバーンリーがつけ、4位ダービー・カウンティ、5位ノッティンガム・フォレスト、6位にはレディングがつける。

 かつてアラン・シアラーを擁してプレミアを制したブラックバーンは9位と低迷。昨季FA杯覇者のウィガンも11位、FW宮市亮や、中田英寿氏、西澤明訓氏が在籍し日本でもおなじみのボルトンも18位と苦戦している。

 ここまで紹介してきたものの、2部リーグは各国大混戦。1試合で順位も大きく変動するため、随時試合結果や順位表に注目することも新たな楽しみとなりそうだ。

【了】

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