フットボールチャンネル

海老沢純一

1985年、茨城県生まれのサッカーライター。10年にデンマークへ渡り、スポーツ紙通信員として南アフリカW杯を取材。フットボールチャンネル編集部兼次世代サッカー情報番組「FChanTV」ディレクターも務める。

フランスが優勝を確信した20秒間。最高の戦力の最高の使い方。栄冠手にした最大の理由は【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ決勝戦は現地時間15日に行われ、フランスがクロアチアを4-2で下して20年ぶりの優勝を手にした。前半をリードで折り返したのはフランスだったが、クロアチアも十分に手応えを残していた。それでも、後半の交代策によって流れは決定的に。フランスが栄冠を手にした理由には、指揮官による的確な選手起用法があった。(文:海老沢純一)

【決勝プレビュー】フランスはピッチに12人いる。データが示すカンテの「地味な圧巻」が栄冠へ導くか【ロシアW杯】

ロシアワールドカップは現地時間15日、ついにフランスとクロアチアによる決勝戦を迎える。フランスはここまで手堅い勝利で勝ち上がってきたが、その守備力の源となっているのが守備的MFのエンゴロ・カンテだった。まるでピッチ上に12人がいるかのようなカンテの貢献度をデータは示していた。(文:海老沢純一)

フランスが制した戦術合戦。ベルギーはどのように封じられたのか? 明暗を分けた要素とは【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ準決勝は現地時間10日、フランスがベルギーを1-0で破り決勝進出を果たした。可変システムを用いるなど策を練ったベルギーに対して、フランスはどのように対応したのか。注目の大一番は高次元の戦術合戦となった。(文:海老沢純一)

【準決勝プレビュー】ベルギー、“日本戦の教訓”でフランスをも葬るか。最大の好カード、鍵を握るのは?【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ準決勝は現地時間10日、フランス対ベルギーが行われる。ともに大会前から優勝候補に挙げられていたチームだが、どのような戦いを見せるのか。ベルギーは日本との決勝トーナメント1回戦で得た教訓を生かすことができるか。(文:海老沢純一)

スアレスをも封印。若きフランス、熟成の背景。泥にまみれたポグバの献身と躍動のエース【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ準々決勝が現地時間6日に行われ、フランス代表がウルグアイ代表を2-0で下した。平均年齢26歳と若手が揃うフランスだが、ウルグアイの奇襲を交わし、世界最高クラスのFWでもあるルイス・スアレスをも封じて4強入りを決めた。若き優勝候補はどこまで突き進むのか。(文:海老沢純一)

今大会、ブラジルは違う。どこが違うのか? 守備の統率と攻撃の変化。完成度は近年最強に【ロシアW杯】

 ロシアワールドカップは現地時間2日、決勝トーナメント1回戦が行われ、ブラジル代表がメキシコ代表を相手に2-0と圧勝で勝ち上がった。これまで毎回優勝候補に挙げられながら、02年日韓大会以来決勝に進めていないブラジルだが、今大会の強さは何かが違う。(文:海老沢純一)

クロアチアを“殺した”デンマーク。張り巡らされた数々の策。敗退でも示したその強さ【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・決勝トーナメント1回戦はクロアチア対デンマークの一戦が現地時間1日に行われた。結果はクロアチアがPK戦の末にベスト8へと駒を進めた。しかし、デンマークは120分を通してクロアチアを封じ込めることに成功した。クロアチアは持ち味をまさに“殺される”格好となったが、デンマークはどのような策を張り巡らせたのか。(文:海老沢純一)

完璧すぎた“ロナウド封じ”。最悪の相手だったウルグアイ、骨の髄まで染み込んだその戦法【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・決勝トーナメント1回戦、ポルトガルはウルグアイを相手に1-2と敗戦を喫した。この結果、クリスティアーノ・ロナウドが大会を去る。グループリーグでは4得点を決めたロナウドだったが、ウルグアイは完璧に封じ込めた。カウンターでこそ活きるロナウドにとって、この日の相手は最悪の相性だった。(文:海老沢純一)

日本の相手ベルギーとは? 最高の陣容と注意すべき点。そして、わずかに存在する“弱点”【ロシアW杯】

 ロシアワールドカップはグループリーグ全日程が終了し、H組を2位で勝ち抜けた日本代表の次なる相手はベルギー代表に決定した。大会前の下馬評では優勝候補筆頭に推されたベルギーだが、本大会でもその力を発揮している。そのベルギーはどのようなチームなのか? そして、わずかに存在する弱点とは?(文:海老沢純一)

ネイマールだけじゃない。ブラジルの強さの根幹にあるもの。圧巻の守備力とコウチーニョの力【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグ最終節、ブラジルはセルビアを2-0で下して首位通過を決めた。スイスとの初戦で引き分けスタートとなったブラジルだが、試合を経るごとに強さを発揮している。そして、その強さの根幹には圧倒的な守備力がある。(文:海老沢純一)

メッシが“依存”から“中心”へ変わった理由。地獄の淵から蘇ったアルゼンチンの変化と課題【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグ最終節、アルゼンチンはナイジェリアを相手に試合終了間際のゴールで2-1と勝利し、逆転で決勝トーナメント進出を決めた。この試合では、これまで沈黙していたリオネル・メッシが得点を決めるなど、チームのパフォーマンスが改善されたが、その要因とは?(文:海老沢純一)

ロナウドは止められる。それでも…薄氷こそポルトガルの真骨頂。蘇る欧州制覇の記憶【ロシアW杯】

 ロシアワールドカップ・グループリーグB組最終節、ポルトガル代表はイラン代表と対戦して1-1の引き分け。クリスティアーノ・ロナウドが不発に終わり、勝利を手にすることはできなかったが、勝ち点5でスペイン代表に次いで2位で決勝トーナメント進出を決めた。薄氷とも言える結果での突破だが、それは2年前に優勝を遂げたEUROにも通じるものだった。(文:海老沢純一)

日本が突くべきポーランドの弱点とは? 真の姿を見せたコロンビアを相手に露呈した欠陥【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグH組第2節、コロンビアはポーランドを相手に3-0と完勝を収めた。ともに黒星発進となり、負ければ敗退が決定するという大一番で、コロンビアは真の強さを発揮。逆にポーランドは弱点を露呈して連敗となった。最終節、ポーランドと対戦する日本にとっては大きなヒントとなる一戦だった。(文:海老沢純一)

ネイマールが見せた男泣き。ブラジルとアルゼンチンの差とは? 試合を動かした切り札【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグE組第2節、ブラジルはコスタリカと対戦して苦しみながらも2-0と勝利を収めた。前日にはアルゼンチンが敗れるなど南米勢が苦しむ今大会だが、ブラジルはついにエースのFWネイマールも得点を決めた。しかし、試合を動かしたのはエースの力だけではなかった。(文:海老沢純一)

アルゼンチンの崩壊はなぜ? モドリッチこそ世界最高、“メッシ依存症”より深刻な欠陥【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグD組第2節、アルゼンチン対クロアチアの一戦は、3-0でクロアチアが完勝。アルゼンチンはグループリーグ敗退の危機に陥ったが、この試合では“メッシ依存症”より深刻なアルゼンチンの欠陥が浮き彫りとなった。(文:海老沢純一)

ベルギーが魅せた個の力。アザールとデ・ブルイネによる支配力と払拭されない不安…【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグG組第1節、ベルギーはパナマと対戦して3-0と快勝した。この試合では、FWドリース・メルテンスのゴールを皮切りにFWエデン・アザールやMFケビン・デ・ブルイネが個の力を見せつけた。しかし、その内容は大会前の懸念を払拭するものとはならなかった。(文:海老沢純一)

メッシ依存度は重症。世界最高をも封じたアイスランドの“真の自分たちのサッカー”【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグD組第1節において、優勝を狙うアルゼンチンと初出場のアイスランドが対戦した。チーム状況も戦術も対照的な両国だが、結果は1-1の引き分け。2年前のEUROで旋風を巻き起こした小国は、世界最高の選手であるリオネル・メッシをも封じた。(文:海老沢純一)

別格のロナウド。ブスケッツにイスコにシルバ…最高峰の激突も異次元となった“第2形態”【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグB組第1節、ポルトガル対スペインという強国同士の一戦は、3-3の引き分けに終わった。この試合では世界最高峰の選手たちがその力を発揮したが、その中でもかつてのウインガーではないクリスティアーノ・ロナウドが別格の存在感を示した。(文:海老沢純一)

惨劇の開幕戦は欧州とアジアの縮図。ロシアの圧勝に見る新たな世界のトレンド【ロシアW杯】

ロシアワールドカップの開幕戦となるグループリーグA組第1節、ロシア代表対サウジアラビア代表が現地時間14日に行われた。結果は開催国ロシアが5-0と圧勝。この一戦は欧州とアジアの差を明確に表すと同時に、新たな世界のトレンドを予感させる結果となった。(文:海老沢純一)

圧巻のベイル、レアル3連覇へ導いた切り札の差。リバプールを狂わせたサラーと守護神の涙

チャンピオンズリーグ(CL)決勝が現地時間26日に行われ、レアル・マドリーが3-1でリバプールを撃破。途中出場のガレス・ベイルが圧巻の2ゴールを決めて3連覇という偉業を遂げた。しかし、この試合では多くの涙が流れた。(文:海老沢純一)

世界最強の4-4-2。ELを制したアトレティコ、高い技術の選手による完璧な統率が生み出す驚異

ヨーロッパリーグ(EL)決勝が現地時間16日に行われ、スペインのアトレティコ・マドリーがフランスのマルセイユを相手に3-0と快勝。6シーズンぶりの優勝を果たした。この一戦では、アトレティコの強さが際立ったが、その要因とは?(文:海老沢純一)

「自分たちらしいサッカー」は不要、レアルが見せた現実。勝利を手繰り寄せた戦略とは?

チャンピオンズリーグ(CL)2ndレグ、レアル・マドリーはバイエルン・ミュンヘンとホームで対戦して2-2。2試合合計4-3という結果で決勝進出を決めた。難敵を相手にジネディーヌ・ジダン監督が立てた勝利へのプランとは?(文:海老沢純一)

支配率は無意味。レアルが示した“別の次元”。プレッシングは当たり前、つなぐのも当たり前

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、レアル・マドリーはアウェイでバイエルン・ミュンヘンに2-1と勝利。3連覇へ王手をかけた。この試合では、支配率で劣勢だったマドリーだが、そのプレーは別の次元へ突入していた。(文:海老沢純一)

史上初のCL連覇。レアルを偉業へと導くジダン監督の手腕とは? 批判を抑え込む唯一無二の存在

今シーズンのチャンピオンズリーグ決勝が行われ、レアル・マドリーがユベントスを破って大会史上初の連覇を果たした。これまで莫大な資金を費やして選手を補強しながら真の強さを発揮できなかったマドリーだったが、ジネディーヌ・ジダン監督のもとでついに開花した。(文:海老沢純一)

若き才能を封じたマンUの完璧な罠。2つの悲願もたらしたモウリーニョとポグバの執念

ヨーロッパリーグ(EL)の決勝が行われ、マンチェスター・ユナイテッドがアヤックスを2-0で破り、大会初優勝と来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。ユナイテッドは若き才能が集うアヤックスを完璧な罠で封じており、その戦略を成功させたのはモウリーニョ監督とポグバの執念だった。(文:海老沢純一)

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