ネイマールだけじゃない。ブラジルの強さの根幹にあるもの。圧巻の守備力とコウチーニョの力【ロシアW杯】

ロシアワールドカップ・グループリーグ最終節、ブラジルはセルビアを2-0で下して首位通過を決めた。スイスとの初戦で引き分けスタートとなったブラジルだが、試合を経るごとに強さを発揮している。そして、その強さの根幹には圧倒的な守備力がある。(文:海老沢純一)

2018年06月28日(Thu)8時40分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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チッチ監督の就任後、守備力を強化

チッチ
ブラジル代表指揮官就任後、守備力を強化させたチッチ監督【写真:Getty Images】

 ブラジルが盤石の強さを見せ始めた。スイスとの初戦、コスタリカとの第2戦、そしてセルビアとの第3戦と試合を重ねるごとにチームの完成度は高まっている。

 その中で、最大の武器となっているのは、やはりネイマール。この試合ではゴールこそなかったが、14回のドリブル突破を仕掛け、4回の決定的なパスを出し、7本のシュートを放った。そして68分にはCKからチアゴ・シウバのゴールをアシスト。データサイト『Who Scored』のレーティングでは両チーム最高の9.2点を叩き出した。

 それでも、世界最高を争うメッシやクリスティアーノ・ロナウドと異なるのは、ブラジルにとってネイマールは依存や中心ではなく、「アクセント」として機能しているということ。

 特に、今回のブラジルの最大の特徴と言えるのは、守備力が高いということ。チッチ監督の就任以降、守備力の構築に力を入れたとされているが、それはピッチ上で存分に発揮されている。

 まず、ガブリエル・ジェズスが前線からプレスをかけ、インサイドハーフのパウリーニョがサポートする。ガブリエル・ジェズスはまだ得点こそないものの、毎試合タックルやインターセプトを複数回記録するなど守備面で高い貢献を示している。

 また、サイドでは左のネイマールが守備をしない分、右のウィリアンが上下動を繰り返して守備の強度を上げている。セルビアの左SBコラロフとの強度の高いマッチアップはこの試合の見所の1つとなっていた。

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