日本の相手ベルギーとは? 最高の陣容と注意すべき点。そして、わずかに存在する“弱点”【ロシアW杯】

 ロシアワールドカップはグループリーグ全日程が終了し、H組を2位で勝ち抜けた日本代表の次なる相手はベルギー代表に決定した。大会前の下馬評では優勝候補筆頭に推されたベルギーだが、本大会でもその力を発揮している。そのベルギーはどのようなチームなのか? そして、わずかに存在する弱点とは?(文:海老沢純一)

2018年06月29日(Fri)8時53分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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すべてのポジションにワールドクラスの選手がそろう

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マルアン・フェライニ【写真:Getty Images】

 51分、アドナン・ヤヌザイが左足で放ったシュートがイングランドゴールに突き刺さる。この結果、日本代表の決勝トーナメント1回戦の相手はベルギー代表に決まった。

 ベルギーといえば、GKティボー・クルトワ、DFヤン・フェルトンゲン、MFケビン・デ・ブルイネ、FWエデン・アザール、ロメル・ルカクらを筆頭にすべてのポジションにワールドクラスの選手がそろっており、今大会屈指の戦力を有している。

 実際、グループリーグでもA組のウルグアイ、D組のクロアチアに続いて全勝で突破を決めており、得点数は32か国中最多の9点を挙げている。特にパナマとの初戦とチュニジアとの第2戦では、デ・ブルイネ、アザール、ルカクという攻撃のキーマンが活躍を見せて3-0、5-2と大勝を収めている。

 ベルギーは3-4-2-1のフォーメーションを基本に、フェルトンゲン、ボヤタ、アルデルヴァイレルトが高い位置で組む3バックのビルドアップから、中盤のデ・ブルイネが長短のパスで攻撃を組み立て、2シャドーのアザールとメルテンスが高い技術を持って相手の守備ブロックを崩し、フィジカル、スピード、技術、判断力と全てにおいて高い能力を持つルカクがセンターFWとしてゴールを狙う。

 そして、何より3バックが高い位置にラインを設定できる背景には、GKクルトワへの絶対的な信頼感がある。このクルトワがゴールマウスを守ることによって、ベルギーは全体を押し上げて攻撃的に戦うことができる。その他にもデ・ブルイネと中盤を組むアクセル・ヴィツェルが攻守のバランスを取りつつ、186cmの長身で中盤の起点となる。

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