今大会、ブラジルは違う。どこが違うのか? 守備の統率と攻撃の変化。完成度は近年最強に【ロシアW杯】

 ロシアワールドカップは現地時間2日、決勝トーナメント1回戦が行われ、ブラジル代表がメキシコ代表を相手に2-0と圧勝で勝ち上がった。これまで毎回優勝候補に挙げられながら、02年日韓大会以来決勝に進めていないブラジルだが、今大会の強さは何かが違う。(文:海老沢純一)

2018年07月03日(Tue)8時31分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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メキシコの奇襲にも動じることなく

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今大会のブラジルは違う。どこが違うのか【写真:Getty Images】

 ブラジルは強い。それ自体はいつの時代でも常識である。ただ、今大会のブラジルは違う。どこが違うのか。

 スイス、コスタリカ、セルビアと同組のグループを勝ち上がったブラジルは、ドイツ、韓国、スウェーデンという厳しいグループを突破したメキシコと対戦する。メキシコは特に前回王者ドイツを破っているだけに、再び波乱を起こす予感を持っていた人もいたはず。

 メキシコは、ドイツ戦を再現するかのように立ち上がりから積極的でスピーディーな攻撃を仕掛けた。開始2分には左サイドからグアルダードがクロスを入れて早くもチャンスを作り出した。

 このメキシコの攻勢は25分近くまで続く。ここまでのシュート数を見ると、メキシコの4本に対してブラジルは1本。まだ完璧に試合に入りきれていない立ち上がりに先制、前に出てきたところをカウンター。メキシコは、そういった青写真を描いていたに違いない。

 ところがブラジルは崩れない。メキシコの奇襲ともいえる攻撃を受けても、失点する気配は一切なかった。そして、この立ち上がりを切り抜けると、試合は完全にブラジルのもの。ハーフタイムまでのシュート数は一転してブラジル8本、メキシコ1本となっていた。

 ブラジルの得点は時間の問題。メキシコのGKオチョアの力はやはり光っていたものの、そう思わせるには十分の前半であり、後半開始まもなく、得点は決まる。

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