支配率は無意味。レアルが示した“別の次元”。プレッシングは当たり前、つなぐのも当たり前

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、レアル・マドリーはアウェイでバイエルン・ミュンヘンに2-1と勝利。3連覇へ王手をかけた。この試合では、支配率で劣勢だったマドリーだが、そのプレーは別の次元へ突入していた。(文:海老沢純一)

2018年04月26日(Thu)12時20分配信

text by 海老沢純一 photo Getty Images
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前線から激しいプレスを仕掛けたレアル

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世界のサッカーはすでに別の次元へ突入している【写真:Getty Images】

「パスをつなぐ」「ポゼッションを高める」。サッカーにおいて、勝率を高めるための重要な要素と言われ続けている言葉である。特に、日本サッカーにおいて。

 しかし、世界最高峰の舞台、欧州チャンピオンズリーグ準決勝1stレグは、世界のサッカーがすでに別の次元へ突入していることを示していた。

 3連覇を狙うレアル・マドリーは、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンと激突。1stレグは、バイエルンの本拠地で行われたため、バイエルンが優勢に試合を進めることは予想通りだった。

 バイエルンにとっては、ロッベンが試合開始8分で負傷交代となったことは誤算だったが、代わって入ったチアゴ・アルカンタラが古巣対戦に燃えるハメス・ロドリゲスと共に攻撃の中心として機能。チアゴは67本のパスを出して成功率は92.5%、ハメスは71本のパスを出して成功率は90.1%を記録した。

 90分間のボール支配率を見ると、バイエルンが60.3%、マドリーは39.7%だった。それでも、結果はマドリーが勝利を収めた。アウェイゲームだけに、ボールを持つことは難しいと考えたジダン監督は、前線の高い位置から激しくプレスを仕掛け、バイエルンのビルドアップを妨害するプランを立てた。

 特に、インサイドハーフを務めたモドリッチとクロースは、本来のエリアよりも高い位置から守備の強度を上げていた。さらに、右サイドに位置するルーカス・バスケスは、両チーム最多となる6回のタックルを記録するなど、守備面において大きく貢献した。

 前半28分には、一瞬の隙を突いたバイエルンがキミッヒのゴールによって先制点をゲットするが、全体を通してはハイプレスを仕掛けるマドリーを崩しきることはできなかった。

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