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本田圭佑 10年前

現地2紙がチーム最低点。「火星から来た」「右に流刑」「髪が目立つだけ」とイタリア独特の表現で本田を酷評

トリノ戦から一夜明け、イタリア各紙の寸評を見ると、本田圭佑への厳しい評価が並んだ。前の試合では、当日と翌日で評価が変わったが、今回はそれもなし。カルチョの国独特の表現で、本田を寸評した。

text by 編集部 photo by Ryota Harada

「チームメイトたちは金星から来たが…」

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「火星から来た」と評されたトリノ戦の本田【写真:原田亮太】

 1-1のドローに終わった1日のセリエAトリノ戦から一夜明けた2日イタリア地元紙のACミランMF本田圭佑に対する評価は3紙中2紙がチーム最低という酷評だった。

 後半44分までプレーした本田だが、イタリア最大紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」はMFロビーニョ、DFボネーラと並ぶチーム最低の『5点』だった。これは試合後すぐに本田のプレーを分析したアレッサンドラ・ボッチ記者の『5.5点』を下回る。

 寸評欄の見出しは「本田、火星人」。

「チームメイトたちは金星から来たが、彼はその逆で、火星から来た。周囲からあまり理解されていない。燃え上がるようなデビューの後は、静止の時期を過ごしている」という寸評だった。

 火星と金星という表現はガゼッタのみならず、イタリアでもしばし使われるレトリックだが、本田がミランのサッカーに融合できず、ピッチ上で浮いているような状況を意味している。

 本田のシュートは4本。パスの成功率は37本中33本で89%。ボール奪取は2度と分析されている。

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