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マンU、中盤強化へポルトガル代表MFウィリアム・カルバーリョを狙う

text by 編集部

 マンチェスター・ユナイテッドのディビッド・モイーズ監督は、夏の移籍市場でスポルティング・リスボンに所属するポルトガル代表MFウィリアム・カルバーリョの獲得を狙っている。「マンチェスター・イブニング・ニュース」が5日付で伝えている。

 モイーズ監督は、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任後、古巣エバートンからベルギー代表MFマルアン・フェライニを獲得するも、いまだにチームにフィットしていない様子。

 冬の移籍市場でのMFファン・マタの予想外の獲得で、評判の悪かった中盤に才能と創造性をもたらしたが、モイーズ監督は中盤の底に圧倒的存在感のある選手を求めているという。

 21歳の守備的MFであるウィリアム・カルバーリョは、アンゴラ出身ながら昨年ポルトガル代表としてデビューした逸材。モイーズ監督は、カルバーリョを獲得リストの最上位に位置づけているという。

 しかし、スポルティングは2018年まで契約が残るカルバーリョに3750万ポンド(約63億円)の契約解除条項を付けている。

 マンチェスター・ユナイテッドは、マタのクラブ記録となる移籍金3710万ポンド(約62億5000万円)を超える金額を支払うつもりは無く、価格をダウンさせることを望んでいる。

 そして、カルバーリョ獲得の鍵を握っているのが同じくポルトガル代表で、元スポルティングのFWナニの存在だという。

 2007年に1800万ポンド(約30億円)でマンチェスター・ユナイテッドに売却したウインガーの復帰を、古巣であるスポルティングが望んでいるとのこと。

 マンチェスター・ユナイテッドがカルバーリョの取引にナニを含めれば、獲得の可能性は大いに高まるだろう。

【了】

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