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2014補強診断 10年前

ガンバ大阪、2014補強診断。昇格即優勝も可能、懸念は宇佐美の怪我

text by 編集部 photo by Kenzaburo Matsuoka

補強面と総合力それぞれの診断結果

ガンバ大阪、2014補強診断。昇格即優勝も可能、懸念は宇佐美の怪我
ガンバ大阪・2014シーズン 予想フォーメーション

補強診断 B
東口の獲得は大きなプラス。米倉にも期待できる

 9年という長期間ゴールマウスを守った藤ヶ谷に代わって獲得した東口は大きなプラスだ。攻撃的なチームにとって、GKの安定感は不可欠だけに適任者の補強となった。さらに、右サイドバックの米倉に加え、ブラジルでも評価が高かったリンスの獲得は、補強ポイントをしっかり抑えたものとなった。

総合力診断 B+
充実の戦力。宇佐美いない序盤どう乗り切るかがカギ

 遠藤や二川、今野、明神らベテランもまだまだ健在。昇格組とは思えない戦力を持ち、補強も成功したことで確実にJ1でも上位を争えるチームとなった。新戦力が素早くフィットすれば、2011年の柏レイソルに続いて2クラブ目となる昇格即優勝も見えてくるはずだ。

 とはいえ、内田達也、西野、米倉らは主力としてJ1を戦うのは初。J2だった昨季と代わらぬプレーを披露できるかは未知数。さらに、宇佐美の負傷は最大の懸念材料だ。

 昇格した新シーズンの大事な序盤にエース不在は痛い。宇佐美の穴や、試合を重ねるうちに出てくる問題を長谷川監督がしっかりカバーできるかが鍵となりそうだ。

【了】

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