「本田を入れることで、何か違う攻撃の形を作りたかった」
ACミランのクラレンス・セードルフ監督が2日の首位ユベントス戦後に記者会見に臨んだ。0-2で敗れたホーム戦で、後半26分からMF本田圭佑をボランチで投入したが、「インパクトをチームに与えることができなかった」とオプションの1つと期待されていたボランチ起用が実らなかったことを認めた。
――なぜ得点を奪えなかったのでしょう?
「なぜなのかと聞かれれば、それがサッカーだからだ。ミランの車輪は、まだ完全に回っていない。重要なことは、続けて決定機を作ること。心配なのは、チャンスを作ることができない時だ。だから、チームのプレーには満足している。
ユベントスのようにビッグチームを相手にしていた。ユベントス戦は確かに皮肉な結果だったが、相手には特に違いのあるプレーが出来る選手たちがいる。懸命に練習を続ければ、結果はついてくる」
――ポーリは大丈夫でしょうか? なぜ、モントリーボを交代させたのでしょうか?
「ポーリは元気だ。大丈夫のようだ。それはいいニュース。モントリーボの交代については、ナイジェル(デ・ヨング)か彼を、交代させなければならなかった。ユベントスにはFWが2人いて、中盤を数的に多くしたかった。
ナイジェルとモントリーボのどちらかだったら、モントリーボを交代させようと選んだ。交代は戦術のためで、彼のプレーに全く落ち度はない。素晴らしい試合をした。そして、とても消耗していた。
本田を入れることで、FWとの縦関係で、何か違う攻撃の形を作りたかった。0-2だったからね。本田はFWの背後から、攻め上がるスタイルだから。交代の理由はそれだけだった。相手にもよるものだが。時には交代はうまくいくが、望んでいたような衝撃をチームに与えることができないこともある」