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イングランド代表がW杯直前合宿で選手のパートナー帯同を禁止

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Getty Images

きっかけはジェラードの発言から

 6月1日から米国のマイアミで直前合宿を行う予定のイングランドは、家族や恋人の同行を許可していたが、代表で主将を務めるリバプールのMFスティーブン・ジェラードが「プレーに支障をきたすから家族はブラジルに連れて行かない」と発言したことを受け、ホジソン監督が同調した形となった。

 イングランドは5月30日にウェンブリーでペルーと親善試合を行った直後に米国のマイアミへ発ち、6月4日、7日にエクアドル、ホンジュラスと親善試合を戦った後、ブラジルのキャンプ地リオデジャネイロに入る。

 選手のパートナー帯同は2006年ドイツW杯の時に批判の的となり、ピッチ外での過激なゴシップ報道が選手たちに悪影響を及ぼし、16強敗退という結果に繋がったと指摘する批評家も多かった。

 2010年南アフリカW杯でイタリア人のファビオ・カペッロ監督がイングランドを率いた際には、家族やパートナーは代表宿舎と隔離され、面会を制限されていた。

【了】

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