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「ひとつになって前進していきたい」。未勝利監督が約1年半年ぶりに勝利!

text by 編集部

「ひとつになって前進していきたい」

 開幕からまさかの連敗スタートとなった前田浩二監督が指揮を執る女王・INAC神戸は、ホームでアルビレックス新潟レディースと対戦。

 セットプレーを生かして増矢理花が2得点をあげると、このリードをしっかりと守り切って、危なげなく2-0で勝利。女王・INAC神戸が3試合目にしてようやく初勝利をあげた。

 そもそも、昨年は国内4冠を達成したINAC神戸に、なぜ公式戦28試合連続未勝利記録の前田浩二氏が就任したのか。

 様々な噂があるが、一説には今オフの神戸は、川澄奈穂美(シアトル・レインFC)、近賀ゆかり(アーセナル・レディース)、チ・ソヨン(チェルシー・レディース)、ゴーベル・ヤネズ(シアトル・レインFC)など、主力が抜けたことでチーム力の大幅ダウンを余儀なくされており、その状況で常勝チームを維持することの難しさからどの監督も拒否し、その結果、前田監督に話が回ってきたのではないかとも言われている。

 いずれにせよ、公式戦連続未勝利記録も28試合でストップ。J2福岡時代の2012年9月9日天皇杯2回戦で福岡大に勝利して以来となる白星に

「選手がよく頑張ってくれた。この1週間、選手が笑顔を絶やさずにやってくれた。またひとつになって前進していきたい」

 と笑顔で語っていた前田監督。久々の勝利の味を噛み締めていたようだったが、不名誉記録のストップにチーム関係者もホッとしていたに違いない。

【了】

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