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最年長記録更新の可能性も。J2の選手不足から垣間見たJリーグ高齢化

text by 編集部 photo by Kenzaburo Matsuoka

44歳で急遽現役復帰を果たしたGKは1週間で引退

 今年4月に東京ヴェルディに5度目の加入を果たした永井にとっては、これがJリーグ7年ぶりの出場となった。43歳3ヶ月3日での試合出場は、元日本代表の中山雅史がコンサドーレ札幌時代にギラヴァンツ北九州戦で記録した42歳10ヶ月15日を抜き、J2年最年長出場記録で歴代2位となった。

 なお、現在のJ2最年長出場記録は、横浜FCのキングカズこと三浦知良が2013年11月24日の水戸ホーリーホック戦で記録した46歳8ヶ月29日となっている。

 年長者といえば、負傷者続出による深刻なGK不足で、44歳で急遽現役復帰を果たしたことで話題となったロアッソ熊本のGK加藤竜二。

 選手登録後の1試合こそベンチ入りを果たしたが、出場はなし。チームはシュミット・ダニエルを1ヶ月間の短期レンタルでベガルタ仙台から獲得し、下部組織に所属する八木大政の2種登録もそれぞれ完了させたこともあり、4月25日には登録を抹消している。

 わずか1週間で現役引退となり、同時にGKコーチ登録を復活させている。44歳でのJ2リーグ試合出場とはならなかった。

【了】

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