7月6日に行われた第19回群馬県サッカー協会長杯決勝において、tonan前橋が自チームのサテライトチームであるtonan前橋サテライトに敗れる波乱が起こった。

　この試合は、群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場において、有料試合として開催され、サテライトチームが3-2で勝利を収めた。tonan前橋は準決勝で上武大学を2-1、tonan前橋サテライトは群馬県沼田市のサッカークラブO.F.Cを3-2で下して決勝に進出していた。

　さらに、この群馬県サッカー協会長杯は天皇杯の予選を兼ねた大会でもあり、この結果によってtonan前橋サテライトは天皇杯1回戦に群馬県代表として出場が決定。7月26日に札幌厚別公園競技場において、北海道代表チームと対戦する。

　トップチームをサテライトチームが破ったことに加えて、天皇杯への出場を決めただけに、まさしく下克上と言える。ただ、サテライトチームの選手、監督にとっては複雑な心境でもあるだろう。それでも、天皇杯への切符は自らの力で勝ち取ったもの。胸を張って大舞台に臨んで欲しい。

　なお、北海道代表は13日（日）の準決勝で札幌大学-札大GP、クラブフィールズノルブリッツ北海道-北海道教育大学岩見沢校が行われ、この試合の勝者が19日（土）の決勝で対戦する。

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