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香川真司 10年前

格下相手に大敗のマンU、現地は酷評。スタジアムでは「お前らはもう有名じゃない」と皮肉なヤジも

text by 藤井重隆 By Shigetaka Fujii photo by Getty Images

「重圧を上手く処理できていないことが浮き彫りとなった」

 地元紙マンチェスター・イブニングニューズは香川に低評価の5点を付け、「ルイス・ファン・ハールは香川が中盤の哲学に見合ったプレーができないと酷評したが、20分での交代はそれに拍車をかけた」と評した。

 一方、英ユーロスポーツは香川にチーム最高点タイの6点(相手チーム最低点タイ)を付け、次のように評した。

「ルイス・ファン・ハール監督はチームの若手選手を昇進させることで有名だが、果たして昇進する選手がいるのか? 期待値の高いアドナン・ヤヌザイでさえも、臆病かつ無能な控えチームに参加した。

 アレックス・ファーガソン体制が残した失敗続きの平凡チームは、昨季のモイーズ体制で浮き彫りとなったが、いまだにファン・ハール体制でも解決されていないようだ。

 この恥ずべき結果が意味するのは、プレシーズンに好結果を築いたファン・ハールのユナイテッドが公式戦3試合で2敗1分けと、未勝利となっている事だ。3つの不甲斐ない結果は、いずれもかつてユナイテッドが常に勝利を築いていた格下が相手であり、試合内容は実に酷いものだった。

 今夏、ファン・ハールの3-5-2の布陣に順応しつつある選手たちは、公式戦において同システムを実施する上で、重圧を上手く処理できていないことが浮き彫りとなった」

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