55.3%が“No”。国民を分断したスコットランド独立問題。英国人記者が示した見解、そしてサッカーに及ぼす影響とは

2014年09月20日(Sat)16時14分配信

text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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独立ならプラス要素も。FAが設ける厳しいビザ規定から外れる

 しかし、“Yes”が勝っていた場合、EUへの加盟が認められていない期間はスコットランドの国内リーグに若干の利益をもたらす要素もあったかもしれない。FAがイギリスのクラブに設けている厳しいビザの規定から外れるためだ。

 ウェブサイト「Japanfooty.com」を運営するアンガス・マクリード氏は、中村俊輔が“カルトヒーロー”となった国が多くの日本人選手を求めることになったかもしれないと語った。

「現在、スコットランドのクラブは、日本のような国から才能ある選手を獲得する上で問題を抱えている」と、彼は指摘した。

「山田大記は昨シーズン、トライアルとして練習に参加し、ほぼ間違いなくクラブにとって良い補強となるはずだったが実現はしなかった。2012年には、大津祐樹への関心を公然と宣言していたにも関わらず獲得には至らなかった」

 しかし、その道は閉鎖されることが決定した。

 さらに、スコットランドがイギリスの一部に残ることが決定した今、再び生じるであろう問題がある。“サッカーイギリス代表”問題だ。

 2012年ロンドン五輪において、52年で初めてイギリスは連合チームを結成した。しかし、チームの18人中、13人がイングランド人で5人がウェールズ人だった。スコットランドの選手はチームに含まれなかったのだ。

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