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バルサ、カタルーニャ独立に全面的に賛成の姿勢示す。独立問う住民投票を支持

text by 編集部 photo by Getty Images

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独立を求めて行ったデモにはバルサMFシャビ等も参加していた。【写真:Getty Images】

 FCバルセロナは3500の団体と協会等を集める「Pacto Nacional por el Derecho a Decidir」(PNDD:決定権利国民協定)に入会した。PNDDのジョアン・リゴル会長が「カタルーニャ・ラジオ」にてバルサのバルトメウ会長から、入会するための手紙を受け取ったと明言。10日にスペイン「エフェ」が伝えている。

 PNDDとは、カタルーニャ自治政府とカタルーニャ独立の意思を問う住民投票に賛成の政党、公共機関、そして株式会社や団体等が住民投票の準備を担当する協会である。つまり、当協会への入会によってクラブとしてカタルーニャの独立を全面的に支持していることが明確になったということだ。

 カタルーニャ州のアルトゥル・マス首相は11月9日にカタルーニャ独立の意思を問う住民投票を行いたい意向だが、中央政府は未だに認めていない。9月11日の「カタルーニャ国民の日」に数十万人が独立を求めて行ったデモにはバルサCBピケやMFシャビ等も参加していた。

 先日、スペインサッカー連盟(LFP)のハビエル・テバス会長が「カタルーニャが独立した場合、バルサとエスパニョールはリーガでプレーできない」と述べたにもかかわらず、バルサは独立に賛成している姿勢を見せた。

 バルトメウ会長が送った手紙には「FCバルセロナは1年前、サンドロ・ロセイ前会長が、代議員たちが独立のための決定を下すことを支持した。この発言の厳粛さで我々の姿勢は充分に明らかに見えたと思えたが、再度PNDDへの入会を確証します」と記されていた。

 当時を振り返り、ロセイ氏はこう語る。

「バルサは常に我が国と民衆の側にいる。決定権は全ての人々と民衆にある権利だから我々は常に支持する」

【了】

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