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内田所属のシャルケ、現ベルギー代表監督が本命だった?

text by 編集部 photo by Getty Images

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現ベルギー代表のマルク・ヴィルモッツ監督はシャルケから監督就任オファーを受けていたことを明かしている【写真:Getty Images】

 10日のベルギー紙『ヘット・ラートステ・ニュース』で、現ベルギー代表のマルク・ヴィルモッツ監督がDF内田篤人所属のシャルケから監督就任オファーを受けていたことを明かしている。

 同紙に対しヴィルモッツ監督は、「シャルケからコンタクトはあったよ」と認めている。しかし、ベルギーの代表監督を在任中ということもあり「私はサポーターを尊重している。そして欧州選手権(EURO)予選を前にチームを途中で去ることはできなかった」と断ったという。

 ベルギー代表のキャプテンであるヴァンサン・コンパ二は、この報道に対して以下のようなコメントを残している。

「驚くべきことではない。我々は2年間で信じられないくらい成長した。彼が監督として注目されるのは当然のこと。おそらく、こういったことはこれからもあるだろう」

 ここ数年で急成長を遂げたベルギー代表。ヴィルモッツ監督の手腕にビッグクラブが目を付けるのは当たり前のことだと感じているようだ。

 ヴィルモッツ監督は選手時代の1996年から2003年の9年に渡りシャルケに所属(2000年から2001年だけはボルドー)。1997年にはUEFA杯を制し、ブンデスリーガで138試合出場27得点を記録している。また2003年の3月からシーズン終了までは、シャルケで選手兼監督も務めた経験もある。代表選手としては日韓W杯に出場し、日本代表戦では1得点を挙げた。

 2013年にベルギー代表の監督に就任。ベルギーを3大会ぶりのW杯出場に導き、同国代表の躍進に貢献。W杯前には2018年まで契約を延長するなど、その手腕は高く評価されている。

 監督として高い手腕を持ちシャルケに在籍していたとあれば、候補として上がるのは当然だろう。結局はロベルト・ディ・マッテオ監督に決まったが、同紙によれば“ユーロファイター”と呼ばれたヴィルモッツ監督が第一候補だったようだ。

【了】

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