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ドイツの新星ベララビ、代表デビュー戦はポーランドに敗戦も地元各紙から高評価「唯一の勝者だった」

text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツの新星ベララビ、代表デビュー戦はポーランドに敗戦も地元各紙から高評価「唯一の勝者だった」
カリム・ベララビ【写真:Getty Images】

 ブラジルW杯を制したドイツ代表は、11日に行われたEURO2016予選でポーランドを相手に2-0で敗れる歴史的な初黒星を喫してしまった。しかし、その中でも初召集で先発デビューを飾ったレバークーゼンのMFカリム・ベララビは、12日付けのドイツ紙『ビルド』をはじめとする各紙から称賛されている。

『ビルド』紙は、チームが敗戦した中でも唯一の勝者だったと称え、6本のシュートを放った同選手をドイツ代表の中でベストプレーヤーだったと報じた。また、『モルゲン・ポスト』においては、足りないのは得点だけで、敗戦の中の唯一の光明と伝えている。

 右の攻撃的MFとして先発起用したヨアヒム・レーヴ監督も「前線で動き回り、後半は特にゴール前に良く顔を出してきていた」と満足の様子。さらに「デビュー戦とは思えないほど積極的で、攻撃的にプレーしてくれた」と絶賛した。

 ベララビ自身は、「もちろん初めは少し緊張していたけど、あとは普通にできたよ」とデビューした感想を述べている。多くのシュートを放ったものの残念ながら精度を欠き、不運も多少あってかデビュー戦初ゴールとはならなかった。それについては「多くのチャンスがあり、1、2点獲ることはできたはず」と反省している。

 それでも、代表デビューは嬉しかったようで「ユニフォームは記念に母にあげるよ」と喜んでいる。

 次なる目標は、代表初ゴール。14日のアイルランド戦で記録することができるか注目となる。

【了】

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