ポーランド戦敗北に衝撃広がるドイツ。ラーム&クローゼの代表引退が招いた「3つのA問題とプランBの皆無」

ポーランドに史上初の敗戦を喫したドイツ代表。ラームらチームをけん引してきたリーダー達が一斉に代表引退を表明し、シュバインシュタイガーら主力を負傷で欠いたことが大きかったが、2年後の欧州選手権に向けて再び強さを取り戻すことが出来るのだろうか。

2014年10月14日(Tue)12時44分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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アウェーで0-2。歴史上初めてポーランドに敗戦

 ミリクの一撃が、口火を切った。

ポーランド戦敗北に衝撃広がるドイツ。ラーム&クローゼの代表引退が招いた「3つのA問題とプランBの皆無」
ミリクが51分に先制弾を突き刺した【写真:Getty Images】

「キャリアの中で最も巨大な瞬間だった。この瞬間のために人生の多くを捧げてきたんだ」

 2014年10月13日付のキッカー紙でミリクはこう語った。51分に先制弾を突き刺した後もポーランドは、堅守から何度もドイツの喉を千切ろうとした。そして88分、ミラが止めを刺す。

 11日にワルシャワで行なわれた欧州選手権予選グループD第2戦、ドイツはポーランドに0-2のスコアで敗北を喫した。史上初のことだった。

 翌12日付の紙面で「今やW杯の酔いは決定的に過ぎ去った」と記した大衆紙ビルトは、13日付の紙面では「3A問題とプランBの皆無」とした。「なぜW杯の戴冠の90日後にポーランドで勝てなかったのか?」と設定した問いに対して、同紙は「我々は3つのA問題を抱えている」という。

 1つ目は「リーダー(Anfuhrer)」である。この点についてレーブは「W杯の後に予想したよりも、多くの深い変化があった」と述べている。レーブは続ける。

「なぜなら3人の選手(ラーム、メルテザッカー、クローゼ)が引退しただけでなく、通常はチームを形成する4、5人の選手もまた負傷により欠いたからだ」

 特にビルト紙は、ケディラ、シュバインシュタイガーといったリーダーとしての選手を欠いたこと、両選手がすぐには戻ってきそうにもないこと、そしてラームは戻ってこないこと、に言及した。

 ドイツ代表マネージャーのビアホフ氏は同紙に対して「大部分はフィリップ(・ラーム)が抜けたことがはっきりと痛手だ。彼の多才が恋しいよ」とコメントを残している。

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