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フットボールサミット第25回

鹿島アントラーズ サッカー王国のつくりかた
常勝の伝統は継承されているか?

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Jリーグの三大タイトル(リーグ戦、天皇杯、ナビスコ杯)を合わせて16冠、鹿島アントラーズはそれぞれで最多優勝回数を誇ります。
栄華を極めたクラブであればこそ、当然ながらいつか一時代は終わり、同時に新たな時代をむかえていくものです。
ただ常勝を掲げるクラブの姿勢は揺らぐことはありません。
未来を見据え、強化は連綿と継続され、先々の経営戦略を模索し、けして大規模な都市ではないながらサッカーにおける強固な基盤を築きあげました。
伝統を継続し、成果を顕示する様は指向するブラジルの仕様さながら「サッカーの王国」と言っても過言ではない存在感を手にしたように思います。
創設から20年以上の時を経て、クラブは変わったのか?貫かれている信念とは何か? その上でどのような未来を見据えるのか?
鹿島アントラーズがつくってきた根幹、そして現在の姿について関係者の話をもとに考察していきます。
(編集長・川口昌寿)

【目次】
・鹿島アントラーズの軌跡
・なぜトニーニョ・セレーゾだったのか? タイトル奪還へのシナリオ■田中滋
・柴崎岳の視界 探究心が向かう先■西部謙司
・昌子源のもがき これからの若手がやるべきこと■小室功
・コーチ大岩剛が語る 鹿島のセンターバック像■北條聡
・鹿島のGM論 優勝を狙わずして編成するなかれ■藤江直人
・鈴木秀樹事業部長に聞く 365日賑わうスタジアムのつくりかた■鈴木康浩
・熊谷浩二 トップで戦える選手は育てられるか?■田中滋
・椎本邦一 スカウトの流儀■田中滋
・高井蘭童 栄光とともに歩む通訳の矜持■田中滋
・雄飛寮の回顧録 初代管理人が語る憩いの場■小室功
・岩政大樹 鹿島の十年■田中滋
・ジーコの教え 原点はいかに生まれたのか?■大野美夏
・ビスマルクが語る鹿島の黄金期 優勝請負人はいまどこでなにを。■大野美夏
・英国記者が見る鹿島の不思議■小室功
・鹿島イズム 継承の現在地 ヤングアントラーズの躍進に見るもの■北條聡
・【連載】日本サッカーの「土」をつくる■海江田哲朗

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