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バルサ監督、メッシの痛み止め注射疑惑について言及「やったかは知らないが勧めはしない」

text by 編集部 photo by Getty Images

バルサ監督、メッシの痛み止め注射疑惑について言及「やったかは知らないが勧めはしない」
ルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】

 バルセロナのルイス・エンリケ監督は28日、記者会見で25日に行われたレアル・マドリー戦の前に痛み止めを打った疑惑がかかっているFWリオネル・メッシについて言及した。

 エンリケ監督は、クラシコの前に軽い捻挫を患っていたことによって痛み止めを打ったと報道されたメッシについて「痛み止めを打つなら選手と医者の間の判断だ」と、監督には決定権がないと主張するも「私は勧めはしない」と忠告した。また同選手は「試合をプレーするのに100%万全だった」と語った。

 1-3の惨敗によって集まった批判に関しては「私は他所の批判に耳を貸すことができない。貴方方(メディア)が何を言ったかは分からない」と外部からの批判の声を無視したとし、「我々の自己批判に満足している事は分っている」とチーム内の意見だけを尊重する姿勢を見せた。

 また、同監督は「レアル・マドリーの方が一枚上手だった」と再び敗北を認め、敗戦の責任は「私が全て負う」と選手を擁護した。

 マスコミでも騒がれたDFジェレミー・マテューの左SB起用については「彼はCBでもSBでもプレーできる。ウィンガーかトップで起用したとしたら驚いてもおかしくはないが、SBでプレーすることに驚いてしまうなら話にならない」と、同選手が監督の判断に驚いたという意見に不満を見せた。

 ライバルを相手に初黒星を喫したものの、バルサは勝ち点でセビージャと並んでリーガ首位。クラシコに敗れながらリーガ優勝しても満足かと聞かれた際には「どのクラブに負けたとしてもリーガ優勝を果たせれば問題はない」と、あくまでも最終目標はリーガでの覇権奪回であることを強調した。

 バルセロナは29日にカタルーニャ州の各チームが出場するカタルーニャ・スーパーカップ決勝エスパニョール戦に臨む。エンリケ監督は「前の試合を忘れ去るチャンス」と意気込みを見せた。

【了】

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