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Jリーグ 9年前

J2降格決定の徳島、来季のためにどれだけ上積みできるか。仙台は今節での残留を目指す

text by 青木務 photo by Getty Images

今節でJ1残留を決めたい仙台

 ベガルタ仙台は残留争いを強いられているものの、他力本願ではなく自分たちの力でJ1残留を決めることのできる立場にある。

 それでもここ4試合は勝利から見放されており、油断はできない。前節のセレッソ大阪戦では3分に野沢拓也が、17分にも赤嶺真吾が決めて2点のリードを奪った。しかし、そこから同点に追いつかれ、再び勝ち越したものの後半アディショナルタイムにカカウのファインゴールで振り出しに。結局、打ち合いの末3-3で終了。仙台としては悔しい一戦となった。

 だが、先制点が欲しい試合で開始早々にリードを奪えたことは評価できる。右からのクロスに後方から走り込んだ野沢が流し込んだものだったが、この場面では野沢についてくる相手選手はおらず、落ち着いてシュートを打つことができた。

 徳島には11節にアウェイで対戦し、赤嶺の得点で勝利している。当時は9連敗していた徳島が10節に初勝利を収めていた。仕切り直しと意気込んでいたホームチームを仙台はあっさりと止めた。

 無事に残留を決められれば、来シーズンは6年目のJ1となる。2012年には2位と躍進したものの、ここ2シーズンはふるわない。

 仙台も徳島同様、来シーズンに向けて上積みを残して終えたいところだ。

【了】

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