現地が見た本田圭佑。厳しい評価の一方でナポリ視点では十分脅威に。MOMに推す伊記者も

セリエA第15節、ミランはホームで2-0とナポリに勝利した。先発フル出場した本田圭佑は、得点こそなかったが貢献度は高かったように見えた。現地記者は本田のパフォーマンスをどう評価したのか?

2014年12月15日(Mon)13時07分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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あるイタリア人記者の質問「本田がマン・オブ・ザ・マッチともいうべき…」

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先発フル出場した本田圭佑【写真:Getty Images】

「日本人記者の皆さんの質問を奪って申し訳ないが、やはりこのことをについてお聞きしたい。今日は本田がマン・オブ・ザ・マッチともいうべき素晴らしい活躍をしたが、そのことについてどう思う?」

 ミランvsナポリ戦後、インザーギ監督の記者会見で、一人のイタリア人記者がいたく興奮した面持ちでそうまくしたてた。「『本田が一番良かったが』って彼が質問したんだよ」「マジかよ!?」会見場から離れたプレスルームでは、地元記者たちの間でそんなやりとりがされていた。

 走り回って攻守に貢献していたが、チャンスに繋がるところで勿体ないパスミスも3度ほどあったせいか、本田に対して評価の辛い地元記者はそれなりにいた。「いや、彼の出来は悪かったよ」とコメントしたコリエレ・デッラ・セーラのアレッサンドロ・ボッチ記者は、勝ったミランの内容についても懐疑的だった。

「正直言うと、ミランが強かったというより、ナポリがひどかったからこうなったんじゃないかと思う。なんかこう、今日の彼らは随分ひ弱だった。というわけで、今日勝ったからと言ってミランも評価は出来ない。次のローマ戦で、本当のところが分かると思うよ」

 このように、ミラン番の記者たちには半信半疑なものもいたが、ナポリ番の記者の中にはミラン、そして本田のパフォーマンスを敵として評価していたものもいた。ベニテス監督の会見では、こんな質問も飛んでいたのだ。

「監督、今日は左サイドから果敢に攻め込まれていましたね。本田のスピードに、グーラムがついていけていなかった印象でしたが、(現在故障中の)スニガを使えていたのなら状況は違ったんじゃないですか?」

「いない人間のことをコメントする気にはならない。とにかく我われにはインテンシティが足りなかった」とベニテスにはかわされたが、本田のスピードに対する評価がされていたところが気になった。

 彼がスピードでマークを引きちぎるというイメージは我われ日本の報道陣にもないのだが、いずれにせよ今回の本田のパフォーマンスは、このあたりを評価できるかどうかで変わってきそうである。

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