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レアル、ベイルのエゴイストプレーに不満。それでも監督の信頼は揺るがず

text by 編集部 photo by Getty Images

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FWガレス・ベイル【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーは、4日に1-2で負けたバレンシア戦で決勝点を外したFWガレス・ベイルに不満を見せている。スペイン紙『アス』と『マルカ』が6日に伝えている。

 同点で迎えた58分、ベイルは決勝点のチャンスを外した。しかしマドリーは同選手のミスに怒っているわけではない。クラブが不満に感じているのは、点を入れるために自身より明らかに有利な位置にいたFWカリム・ベンゼマにパスを出さなかったことである。

 実際に、現地では以前からベイルのエゴイストなプレーがサポーターからもメディアからも批判されていたが、昨季のコパ・デル・レイやチャンピオンズリーグ(CL)制覇、今季のクラブW杯優勝に貢献した決勝点などによって文句の付けどころが無かったという形である。なお右サイドでは左でよりパフォーマンスが落ちるのではないかという点も話題になっている。

 普段は感情を表に出さないベンゼマも明らかに怒っている表情が見られた。フランス代表FWより少し離れていたが、同じくネットを揺らせるポジショニングにいたFWクリスティアーノ・ロナウドも怒りを表した。マドリーのフロントは、ベイルがチームの中心メンバーだと考えるもこの行為に関しては選手達と同感のようだ。

 アンチェロッティ監督も試合中怒っている素振りは見られたものの、7日に行われる国王杯ベスト16・1stレグのアトレティコ戦の前日記者会見では、同試合でのスタメンを明言し「私は映像を見直したけどあそこでパスを出すのは安易ではなかった。ベイルはエゴイストな選手ではない」と、ウェールズ代表FWへの信頼を強調した。

【了】

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