フットボールチャンネル

マンC、エバートンと痛い引き分け。13戦負けなしも首位チェルシーに離される

text by 編集部 photo by Getty Images

マンC
先制点を挙げたフェルナンジーニョ【写真:Getty Images】

 プレミアリーグ第21節、エバートン対マンチェスター・シティが現地時間10日に行われ、1-1のドローに終わった。

 シティはコンパニやアグエロといった負傷者がベンチに帰ってきた。アフリカ・ネーションズカップのためヤヤ・トゥーレが不在だが、中盤ではフェルナンドとフェルナンジーニョがコンビを組む。

 前半はシティがボールを支配しながらチャンスをうかがうが、エバートンも要所を締めてシュートを許さない。エリア手前からシルバ、ヨベティッチ、ナバスらを中心に細かく少ないタッチで崩しにかかるが、DFも必死に足を伸ばしてパスを寸断した。

 43分にはエバートンにビッグチャンス。コールマンからのパスを受けたルカクがエリア内に突進してシュートを放つが、前に出たハートがファインセーブ。このこぼれ球をコールマンがミドルシュートで狙うも、今度はクロスバーに阻まれた。

 後半に入ってもシティペースは変わらないが、57分には再びルカクが個の力で打開を試みる。左サイドからドリブルを開始すると、そのままエリア内まで侵入してシュート。しかし、このシュートもハートの好セーブに遭い、ゴールネットを揺らすことはできない。

 主導権を握りながらも1点が遠いシティは67分、ヨベティッチに代えて負傷明けのアグエロを投入する。

 70分、右サイドでFKを得たエバートンは、ベインズがGKとDFの間に絶妙なボールを入れる。これをハートがこぼし、ジャギエルカが詰めてゴールかと思われたが、ファンブルを誘ったネイスミスのファウルを取られて先制とはならなかった。

 すると74分、ルカクのドリブルを阻止したサバレタからカウンターを始めると、フェルナンジーニョが持ち上がり、右サイドのナバスへ。そこからナスリを経由してシルバがシュート。そしてそのボールをゴール前まで上がっていたフェルナンジーニョが頭でコースを変えてゴール。シティ待望の先制点を手にした。

 だが、そのリードも長くは続かなかった。78分、ベインズが左サイドからFKを入れると、ニアサイドに飛び込んだネイスミスが頭で合わせて同点に。小柄なスコットランド代表FWは10月5日のマンチェスター・ユナイテッド戦以来のシーズン5点目をゲットした。

 首位チェルシーに離されないためにどうしても勝利が欲しいシティは83分にランパードをピッチに送り出すが、追加点は生むことはできなかった。

 エバートンも最後まで集中を切らさずに逆転をめざし、守備陣もシティに追加点を許さず2位相手に貴重な引き分け。連敗を4で止めた。

 シティは前節サンダーランド戦の勝利を生かせず、2戦ぶりの引き分け。リーグ戦13試合負けなしだが、首位チェルシーを追走するうえでこの勝ち点2を失った痛みは大きそうだ。

【了】

フットボールチャンネルfacebookはこちら→
フットボールチャンネルTwitterはこちら→

KANZENからのお知らせ

scroll top