加熱するオフサイド論争も本質は“遠近法”にあらず。ミラン再建へ、いまこそガッリアーニと決別のとき

2015年02月11日(Wed)11時00分配信

text by チェーザレ・ポレンギ photo Getty Images
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大きな経済的損失を生むピッチ上での失敗

加熱するオフサイド論争も本質は“遠近法”にあらず。ミラン再建へ、いまこそガッリアーニと決別のとき
ガッリアーニが作ったチームを1年半で3人の監督が率いたが…【写真:Getty Images】

 しかし、ピッチに目を戻せば、我々がシーズンを通して見てきたミランは、平行線や遠近法について議論する以前に確実に大きな問題を抱えている。

 世界最高峰のMFトリオ(マルキージオ、ピルロ、ポグバ)に対し、ミランの中盤を務めたエッシェン、ムンタリ、ポーリは恐ろしく平均的な選手たちだった。

 ミランで最も優れたDFは新加入のガブリエル・パレッタだと言われていたが、彼はパルマの選手として今季トリノで7失点し、ミランの選手としても3失点。つまり合計10失点もしている。

 今週、ミランは新スタジアム建設に向けて素晴らしい進歩を見せたが、ユベントスを非難するよりクラブの未来に目を向けておくべきであり、ツイートでユベントスを訴えてそのイメージに傷をつけるべきではなかった。

 ガッリアーニが作ったチームを1年半で3人の監督が率いたが、皆同じように結果を出せていない。今年もチャンピオンズリーグ出場権獲得は難しく、それはクラブにとって大きな経済的損失となる。

 世界的な経営コンサルティング会社のデロイト社は最近、ミランがもはや経済的に世界のトップ10クラブではないことを指摘している。

 ピッチ上で結果を出せないことがPR戦略の失敗につながっており、クラブを正常にコントロールして再建するためにも、長い時をクラブとともに生きてきたガッリアーニと決別し、他の人物にミランを任せるときが来たのかもしれない。

 ミランは偉大な歴史を持ったビッグクラブで、そのサポーターは強いミランにこそふさわしい。

【了】

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