加熱するオフサイド論争も本質は“遠近法”にあらず。ミラン再建へ、いまこそガッリアーニと決別のとき

2015年02月11日(Wed)11時00分配信

text by チェーザレ・ポレンギ photo Getty Images
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イタリアサッカーのイメージを損なったミランのツイート

 まず、テレビで見ればわかるように、ピッチ上に引いた線は遠近法によって平行にあることはない。地平線に伸びる2本の線路が収束していくように見えるのと同じ理由だ。そして画像はユベントスが作ったのではなく、テレビ局『スカイ』が制作したものである。

 世界中のサポーターがミランのツイートをからかった後、ユベントスは公式HP上で声明を発表した。

 彼らはいつも通りの皮肉として、ユベントスのアンドレア・アンニェッリ代表はガッリアーニの本職が“積算士”であり、リーグの副会長でもあることを思い出させた上で、彼が遠近法を熟知していることと、テレビ中継の担当者を決める立場にあることを指摘した。

 このような公式HPからのさらなる返信で、ミランは休戦と口論の撤回を求めたが、ユベントスのことを再び“傲慢”と呼んだ。

『スカイ』のディレクター、ファビオ・カッセーラ氏からの返信も厳しいものだった。放送局がどのように中継をコントロールしているのか説明した後、彼はガッリアーニが“中学生の女の子”でも理解できるシンプルな遠近法の法則を理解できていることを思い出した。

 これらの論争は一般的なイタリアサッカーのイメージを損なうもので、海外からも見ることができるソーシャルメディアを使うならば、より注意深くなるべきだった。

 ミランの最初のツイートはほとんど間違った前提に基づくものだったが、ユベントスの厳しい反論とガッリアーニへの直接攻撃はおそらく過剰だった。

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