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リバプールのララーナ、古巣との一戦控え成長を実感「若手の指導役に」

text by 編集部 photo by Getty Images

リバプールのララーナ、古巣との一戦控え成長を実感「若手の指導役に」
リバプールのMFララーナ【写真:Getty Images】

 リバプールに所属するイングランド代表のMFアダム・ララーナは、将来チームの中心を担う若手選手に自身の経験を伝え、より高みを目指せるクラブ作りに貢献したいと考えているようだ。

 リバプールは来季、クラブの象徴であるMFスティーブン・ジェラードが米MLSのLAギャラクシーに移籍するため、チームのまとめ役を失うことになる。だが、前所属先のサウサンプトンで主将を務めていたララーナは、自身が先頭になって若手を引っ張りたい考えがあると、英紙『エコー』が報じている。

「ピッチ上でのコミュニケーションの観点から見れば、私は生れながらのリーダーだと自負している。クラブの環境にまだ慣れない若手選手の手助けをしたい。

 特に母国を離れてその土地に定住してくる選手は、言葉や文化の違いに慣れるまで時間がかかるものだ。故郷から離れたことがない人々の中には、それを言い訳と主張する者もいる。だが、ビッグクラブでプレーする重圧を考えれば、誰かのサポート抜きに成功することは難しい」

 ララーナは21日に行われるプレミアリーグ第26節で14年間過ごした古巣との一戦に臨むが、英紙『デイリー・メール』では当時の思い出を語っている。

「リバプールのメディカルチェックの時、父と一緒に向かったことを覚えているよ。ドレスルームに入ると、レジェンドたちの言葉が書かれており、特別な感情が湧き出てきた。

 私は下部リーグでの生活が長く、ガレス(・ベイル)やテオ(・ウォルコット)ように早い段階で成功する要素がなかった。だが、サウサンプトン時代に良き先輩や指導者に恵まれたことで成長することができたんだ。サポーターにも感謝を伝えたい」

 リバプールはリーグ25節終了時点で4位サウサンプトンと勝ち点4の7位。古巣を3部リーグからプレミアまで引き上げたララーナは、新天地で再びチームを押し上げることができるだろうか。

【了】

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