元ドルトムントFWルーカス・バリオス【写真:Getty Images】
元ボルシア・ドルトムントのFWでパラグアイ代表のFWルーカス・バリオスが冬に同クラブの移籍の準備が出来ていたことを明かした。フランスの『べイン・スポーツ』が報じている。
バリオスは2009年から3シーズンドルトムントに所属。リーグ戦83試合に出場し、39得点を挙げ、2010-11シーズンにはリーグ優勝に貢献している。
前半戦を最下位で終え、降格の危機にあった元クラブの状況を心配したバリオスは「12月にユルゲン・クロップ監督に電話したよ」と話した。そして「ドルトムントに大きな問題がありクラブが私を必要とするならば、いつでも助ける準備は出来ていると彼に言った」と、明かしている。
さらに「ブラジル、ドイツ、ドバイのチームからオファーがあった。そして、クラブに話した。残留か、移籍かはあなたたち次第だとね」と、クラブ次第では移籍の可能性もあったようだ。
2013年からスパルタク・モスクワに所属しているバリオスは今季フランス・モンペリエにレンタル。19試合で7得点を挙げており、いまだその得点力は健在となっている。
しかし、バリオス自身もモンペリエに移籍した当初は得点できず、初得点が12月。その時点で移籍となれば期待外れと言う批判にさらされる可能性もあった。
それでも「その批判は当然。でも私は多くタイトルを手にしてきた。そしてここで多くを期待されていた。最初は大変だったけど、自分を疑ったことはない」と、ゴールできる自信があったことを明かしている。
古巣への復帰は叶わなかったが、ドルトムントは調子を取り戻し現在リーグ4連勝中。バリオス自身も初得点からここまで9試合で6得点を決めている。
結果的にどちらにとっても、良い選択となったようだ。
【了】
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