吉田達磨監督【写真:Getty Images】
【柏レイソル5-1ビン・ズオン ACLグループE第2戦】
AFCアジアチャンピオンズリーグのグループリーグ第2戦が3日に行われ、柏レイソルはホームでベトナムのビン・ズオンに5-1で勝利した。
試合後の記者会見に出席した吉田達磨監督は、「韓国で取ってきた勝ち点1が今日のホームゲームで無駄にならないようにやっていこう」と選手たちに話していたという。そして「それが現実になってとても良かった」と安堵した。
5得点を奪っての快勝だったが、指揮官は守備面にも目を向ける。
「ビン・ズオンは前線に強烈な選手がいましたし、カウンターのスピードは日本のチームにはないような迫力があった」と話し、「そこに対して身体をぶつけ合うというよりは、駆け引きをした中で守備をしていくというところ。細かく言えば課題はあるが、勇気を持って戦ってくれた」と、最後までファイトした選手たちを称えた。
2試合を終えてグループ首位に立ったが、「対戦相手のタイプも場所も変わっていく中で、選手がひとつになってやり遂げようとするところにチームの成長を感じます」と、手応えを掴んでいる様子。
一方で「積み上げる時間が多くはない分、何かを強調すると何かが少し失われていくことは当分続いていくサイクルだと思います。そこをできるだけ小さくなるよう、努力をこれからも続けていきたい」と、今後に向けてさらなる成長を誓った。
柏は2013年大会でベスト4に入っている。これは近年の日本勢では最高の成績だ。他のクラブが苦しむ中で柏は結果を出したが、その要因について吉田監督は「このクラブ全体がすべての試合、トレーニング、1回1回の何かを大事にしている。そういう姿勢がたまたま結果に繋がっているんじゃないか」と、クラブのメンタリティについて述べた。
マッチレポートはこちら:https://www.footballchannel.jp/2015/03/03/post74934/
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