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マンU指揮官、決勝点のウェルベック売却は「後悔していない」。退場処分のディ・マリアには苦言

text by 編集部 photo by Getty Images

マンU指揮官、決勝点のウェルベック売却は「後悔していない」。退場処分のディ・マリアには苦言
決勝ゴールを奪ったウェルベック(左)と退場処分を受けたディ・マリア(右)【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間9日、FAカップ準々決勝でアーセナルに1-2で敗れた。古巣対決となったイングランド代表FWダニー・ウェルベックに決勝点を奪われ、同大会からの敗退が決定したユナイテッド。試合後、英紙『ミラー』がユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督のコメントを伝えている。

 ウェルベックは負傷の影響で年明け以降は出場機会が減っており、リーグ戦では22試合で4ゴールに留まっている。ファン・ハール監督は「アーセン・ヴェンゲルが彼をあのポジションで先発起用したことには驚いているよ」とコメント。

 ユナイテッドは今季開幕後にウェルベックがアーセナルに移籍し、代わりにモナコからコロンビア代表FWラダメル・ファルカオを獲得。

 それについてファン・ハール監督は「私はウェルベック売却を後悔していない。(代わりに獲得した)ファルカオは4得点と3つか4つのアシストを決めている。彼のプロフェッショナルな姿勢は、他の選手達に刺激を与えている」と、決勝点を決められたウェルベックの売却は失敗ではなかったことを強調した。

 また、ファン・ハール監督はこの試合で退場処分を受けたアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアに苦言を呈している。ディ・マリアは、シミュレーションでイエローカードを提示された直後に主審のシャツを後ろから引っ張り、さらにイエローカードを受け、退場となった。

「彼は主審に触れてしまったのだと思う。そして、それはどこの国でも許されていない。彼には言い訳の余地はない。主審に触れてはいけないことは彼も知っていたのだから、彼の行動は賢明ではない。どの選手も知っていることだ」

 しかしながら、感情的になってしまうことには理解を示した。「主審はピッチ上においてボスなのだから、彼は順応しないといけないと彼に言ったよ。このような試合で感情をコントロールすることは簡単ではない。そして、こういった試合でレッドカードを出すことが容易であることを私は知っている」と主審への不満を交えて語った。

【了】

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