【トリノ 2-1 ユベントス セリエA 第32節】

　イタリア・セリエA第32節が現地時間の26日行なわれ、ユベントスはアウェイでトリノとトリノダービーを戦った。

　ユベントスはチャンピオンズリーグ準決勝を控え、カルロス・テベス、ジョルジョ・キエッリーニ、アンドレア・バルザーリ、クラウディオ・マルキージオを温存した。

　両チームのスターティングメンバーは以下。

トリノ（3-5-2）
GK：ダニエレ・パデッリ
DF：ニコラ・マクシモビッチ、カミル・グリク、エミリアーノ・モレッティ
MF：ブルーノ・ペレス、マルコ・ベナッシ、アレッサンドロ・ガッツィ、オマール・エル・カドゥリ、マッテオ・ダルミアン
FW：マキシ・ロペス、ファビオ・クアリアレッラ

ユベントス（4-3-1-2）
GK：ジャンルイジ・ブッフォン
DF：シュテファン・リヒトシュタイナー、レオナルド・ボヌッチ、アンジェロ・オグボンナ、シモーネ・パドイン
MF：ステーファノ・ストゥラーロ、アンドレア・ピルロ、アルトゥーロ・ビダル
　　 ロベルト・ペレイラ
FW：アルバロ・モラタ、アレッサンドロ・マトリ

　初めにチャンスを作ったのはユベントス。12分、ピルロのフライスルーパスからマトリが抜けだす。胸トラップから反転してシュートを放つも、これは枠を捉えられない。

　その後はオープンな展開に。両チーム積極的にカウンターをかけあう動きの多い試合となる。

　すると35分、ユベントスが先制に成功する。ゴール前で直接FKを得ると、ピルロが芸術的なシュートを右隅に突き刺し先制点を奪った。これで同選手はセリエAでの直接FKによるゴールが27点に。歴代セリエAランキング1位のシニシャ・ミハイロビッチにあと「1ゴール」と迫る。

　しかし45分、トリノが同点に追いつく。ロングフィードからクアリアレッラがキープすると、折り返しをダルミアンが詰めてゴールへ押し込んだ。

　52分には再びピルロがビッグチャンスを演出する。直接FKを蹴り見事な軌道を描くも、これは惜しくもポストに直撃した。

　58分、トリノが逆転に成功する。左サイドからダルミアンが抜け出しクロスを放つと、クアリアレッラが押し込み2-1と逆転に成功した。

　追いつきたいユベントスは65分にモラタに替えてテベスを投入する。

　76分には右サイドのクロスがマトリがヘディングを放つも、ここは枠の左にそれる。その後もユベントスが怒涛の攻撃をみせるも、トリノはGKパデッリを中心に最後の瀬戸際で守りぬく。

　このままユーベの猛攻を守り切ったトリノが2-1で宿敵を撃破した。この結果、ユベントスのスクデット（リーグ優勝）が次節以降に持ち越しとなった。

【得点者】
35分 0-1 ピルロ（ユベントス）
45分 1-1 ダルミアン（トリノ）
58分 2-1 クアリアレッラ（トリノ）

【了】