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バイエルン戦全勝のドルトムントGK「適切な言葉が見つからない」

text by 編集部 photo by Getty Images

バイエルン戦全勝のドルトムントGK「適切な言葉が見つからない」
バイエルン戦全勝のGKミシェル・ランゲラク【写真:Getty Images】

【バイエルン・ミュンヘン 1-1(PK 0-2) ドルトムント DFBポカール準決勝】

 DFBポカール(ドイツカップ)準決勝が現地時間28日に行われ、MF香川真司の所属するボルシア・ドルトムントはアウェイでバイエルン・ミュンヘンと対戦してPK戦の末に勝利している。

 同試合での勝利に貢献したGKのミシェル・ランゲラクは試合後に決勝進出を決めた喜びを爆発させている。

 ランゲラクは「信じられない。適切な言葉が見つからないよ」と、言い表せないほどの喜びだと話した。

 26日に正GKのロマン・ヴァイデンフェラーが負傷で2週間離脱することが発表。控えGKであるランゲラクに出場の機会が巡ってきた。

 その前に行われたリーグのフランクフルト戦にも出場しており、2-0の快勝に貢献している。そして迎え撃つは3連覇を決めた王者バイエルン。負傷者は多いとはいえ、FWロベルト・レバンドフスキをはじめとする攻撃陣は、チャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦で6得点と破壊力は抜群。

 しかし、ランゲラクにとって、過去3度出場したバイエルン戦では全勝中と相性の良い相手だった。この日も先制されながら、同点に追いつき延長に突入。延長では退場者を出す苦しい展開にも失点を許さず、PK戦へ。PK戦ではバイエルンが3人失敗し、1人はランゲラクがセーブ。相手キッカーに一度もゴールネットを揺らさせず勝利したことに自身も「今までに経験したことがない」と驚いている。

 PK戦では「監督からは特に指示は無かった。自分の世界に集中していた」と明かし、ランゲラクの世界にバイエルンの選手たちが引きずり込まれていったのかもしれない。

 これでランゲラクはバイエルン戦4戦全勝。次なる目標はポカールの優勝とヨーロッパリーグ出場権だ。

【了】

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