フットボールチャンネル

ピオーリ監督、キャリア初の伊杯決勝へ「ラツィオらしいプレーを」

text by 編集部 photo by Getty images

ピオーリ監督、キャリア初の伊杯決勝へ「ラツィオらしいプレーを」
ラツィオを率いるピオーリ監督【写真:Getty Images】

 ラツィオを率いるステーファノ・ピオーリ監督が、現地20日に行われるコッパ・イタリア決勝のユベントス戦に向けた前日会見に臨んだ。

 ラツィオは昨季、新戦力のほとんどがチームに馴染めず、セリエAを9位で終えた。しかし、プロビンチャを渡り歩いて実力を積み上げてきたピオーリ監督を抜擢すると、シーズンが進むにつれて選手の潜在能力を開花させ、リーグ戦ではチャンピオンズリーグ出場圏内の3位、コッパ・イタリアではファイナル進出に到達するなど、目覚ましい躍進を見せている。

 伊メディア『スカイ・スポーツ』で49歳のイタリア人指揮官は「10ヶ月前に初めて選手と顔を合わせたときからこうなることを願っていた。ワールドカップの影響で6、7人は出遅れたが、ポテンシャルに疑いはなかったよ。我々は目標を達成するために懸命に取り組み続けた。決勝を戦えることは喜ばしい」とコメント。

 ユベントスとの試合については「これは一発勝負。リーグ戦で彼らに連敗したとはことを考えてはいけない。集中力と決定力が高いラツィオらしいプレーをする必要がある。これまでの教訓から学び、同じ過ちを繰り返してはならない。我々は勝ちたいと思っている。

 これは私にとって初の決勝であり、キャリアで最も重要な一戦であることは確かだ。試合を楽しみにしている。君は信じないかもしれいが、この会見にもワクワクしているんだ」と興奮を隠さなかった。

 最後に「今季のラツィオは期待以上の成績を収めたと言って満足したくはない。シーズンはまだ終わっていないんだ。我々の未来を決める重要なゲームが残っている」と2季ぶり7度目のコッパ・イタリア制覇に向けて語気を強めた。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top