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退団を発表したシャビ「将来戻りたい。バルサは僕の人生そのもの」

text by 編集部 photo by Getty Images

退団を発表したシャビ「将来戻りたい。バルサは僕の人生そのもの」
バルセロナ退団を発表したシャビ【写真:Getty Images】

 バルセロナのMFシャビ・エルナンデスは21日、記者会見で同クラブ退団とカタールのアル・サッド移籍を発表した。

 カンテラで育ちバルサで17年間過ごしたシャビは、2週間前にクラブから2018年まで契約延長のオファーが提示されたと明かした。「難しい決断だったけど、もうレギュラーじゃないことは自覚しているし去る時が来た。だけど目標は将来バルサに戻ることだよ。監督としてでもSDとしてでも良い、バルサは僕の人生そのものだ」と、クラブ愛を語った。

 退団は数ヶ月前から決めていたと明かすシャビは「数人のチームメイトは既に知っていた。今日は監督を含め全員に伝えたよ」と語った。

 なおルイス・エンリケ監督に関しては「彼とはフットボールについて沢山話した。僕には常に正直で、面と向かって話してくれた。昨夏僕は彼にもう去ると言ったのに僕を取り戻してくれた彼に感謝しているよ」と、同監督に敬意を払った。

 以前から報じられていた移籍先であるカタールのアル・サッドとは2年契約+1年の延長オプションであると明かした。「サッカーだけではなく、2022年W杯までは(カタールサッカーの大使として)ここにいる。家族と僕にとってはとてもエキサイティングなプロジェクトだ」と付け加えた。

 17年という長い年月をバルサで過ごしたシャビは、今まで監督に叱られたかと言う質問に対して「まぁね、注意はいっぱいしてもらったよ。ファン・ハール監督からは特に一杯あったね(笑)」と、冗談半分に語りながら「でも時が経つにつれ知識が豊富な人だとわかったよ」と、敬意を払った。

 やり残したことについては「いっぱいあるさ。ハット・トリック達成やオーバーヘッドで決めるとかね。でもまだ時間はある、後3試合あるからね」と笑いを誘った。

 また、チャンピオンズリーグ(CL)決勝戦で対戦するユベントスのMFアンドレア・ピルロに賛辞の言葉を送ったシャビは「CL優勝を果たしたら引退すると言ったみたいだけど、それならまだ引退しないで欲しいね」と、ユーモア溢れるコメントでCL優勝への意欲を示した。

【了】

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