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元マンUのG・ネビル氏、リバプールの危機的状況を不安視「地方のクラブへと陥る危険がある」

text by フットボールブルー photo by Getty Images

元マンUのG・ネビル氏、リバプールの危機的状況を不安視「地方のクラブへと陥る危険がある」
リバプールの危機的状況を危惧する元マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビル氏【写真:Getty Images】

 元マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビル氏は、リバプールが「地方のクラブ」になる恐れがあると主張している。

 リバプールは24日の最終節、スティーブン・ジェラードのラストゲームとなった試合でストーク・シティに1-6の完敗を喫し、偉大なキャプテンに勝利を捧げることが出来なかった。

 ネビル氏は英紙『テレグラフ』のコラムで、スティーブン・ジェラードがクラブを離れたことや、ラヒーム・スターリングが夏に移籍しようとしていることを例に挙げ、昨季はルイス・スアレスのおかげでタイトルを争い、プレミアリーグで2位になったにもかかわらず、今季の成績には大きな不安感を抱いているようだ。

 スアレスはバルセロナに移籍し、今季が終わればジェラードもLA・ギャラクシーへ移籍する。スターリングは新契約を拒否し、別のクラブに移籍しようとしてい。

 ネビル氏はこの状況を「この話にはもっと幅がある。それは、リバプールがいかに欧州最高のクラブの一つから、地方のクラブへと陥る危険があるかに集約されるだろう」と警鐘を鳴らしている。

 また、同氏は古巣と比較して「同じ期間のリバプールと比べ、マンチェスター・ユナイテッドでは移籍を望んだ選手が一人だけだったと言える。クリスティアーノ・ロナウドのことだ。サー・アレックス・ファーガソン氏が望んだというよりも、出ていくことを望んだのは彼だけだね」と同コラム内に綴っている。

 スタジアムについても、リバプールの本拠地であるアンフィールドがユナイテッド、アーセナル、マンチェスター・シティに匹敵するものではないとしている。

「アンフィールドが足枷になっている。ロシアの富豪がオーナーのチェルシーを除き、ほかのビッグクラブたちはすでに前進し、現在のスタジアムを拡張したり新スタジアムを作ってきた」

 リバプールはジェラードのラストシーズンとなった今季を6位で終了した。

【了】

(※)本記事はインデペンデント紙との独占契約により、Football.Blueが日本での配信を行っています。

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