【アルゼンチン 0-0（PK：5-4） コロンビア コパ・アメリカ 準々決勝】

　コパ・アメリカ2015準々決勝が現地時間の26日に行なわれ、アルゼンチンはコロンビアと対戦した。

　アルゼンチンは前線にFWセルヒオ・アグエロがスタメン復帰。一方のコロンビアはFWラダメル・ファルカオに代わってFWジャクソン・マルティネスが先発出場を果たし、未だ1得点のチームに変革を決断する。

　試合の流れを握るのはアルゼンチン。圧倒的にボールを保持すると、26分にはサイドチェンジからMFハビエル・パストーレが右サイドを突破する。そのクロスをアグエロが押しこむも、GKダビド・オスピナが脚で防ぐ。クリアボールをFWリオネル・メッシがヘディングするも、これもオスピナが神懸かり的なセービングをみせた。

　その後もコロンビアは全く攻撃を組み立てることができない。一方アルゼンチンは39分に再びパストーレの突破から左サイドに展開すると、クロスをDFクリスティアン・サパタがあわたオウンゴールというクリアをしてしまう。しかし、ここもオスピナが何とかキャッチした。

　前半を終わって両チーム合計イエローカードが6枚飛び交う荒れた展開に。ボディコンタクトに対して寛容なジャッジもあり、両チームフラストレーションが溜まる様子がみられた。コロンビアは今大会初の前半シュート0のチームとなり、アルゼンチンが圧倒的に試合を支配する。

　後半も変わらずアルゼンチンがボールを支配するも、膠着した展開が続く。65分をすぎたところから、徐々にコロンビアのカウンターが効き始める。

　すると73分、両チームの指揮官が動く。アルゼンチンはアグエロに替えてカルロス・テベスを、コロンビアはFWマルティネスに替えてFWラダメル・ファルカオを投入する。

　81分、再びオスピナが素晴らしいセービングをみせる。コーナーキックからオタメンディがヘディングシュートを放つも、左手一本で弾くとボールはポストに当たりゴールラインを超えることはできない。

　結局90分間はスコアレスドローで終了。PK戦に突入する。両者3人ずつ決めたところでコロンビアのFWルイス・ムリエルがゴール上に外してしまう。しかし、アルゼンチンも5人目のMFルーカス・ビグリアが外してしまう。

　その後コロンビアのキッカーはDFスニガ。これをGKロメロがナイスセーブ。しかし、今度はDFロホが決められない。しかし、次のムリージョも外すと今度こそテベスが決めてアルゼンチンが準決勝進出を決めた。

【了】