イングランド・プレミアリーグのウェスト・ハムは26日、マルセイユからフランス代表のFWディミトリ・パイエ（28）を獲得したと発表した。契約期間は2020年6月末までの5年間で1年の延長オプション付き。

　ウェスト・ハムは今季リーグ戦で12位に終わったものの、フェアプレーランキングで上位だったため、9年ぶりのヨーロッパリーグ（EL）出場権を獲得。また、2016-17シーズンから収容人数が54000人規模のオリンピック・スタジアムに本拠地を移転するため、1904年から使用してきたブーリン・グラウンド（通称アップトン・パーク）でのプレーが最終年となる。

　そのため、クロアチア人のスラベン・ビリッチ新監督は、EL予選突破と記念シーズンでの好成績を達成するため、名将マルセロ・ビエルサ監督の下でフランスリーグ最多の16アシスト（36試合）を記録したパイエに白羽の矢を立てた。

　パイエはクラブを通じ「ウェスト・ハムは本気で僕を必要としてくれて、それが最も重要なことだった。また、クラブは明確なプロジェクトをもっており、僕の野心に完璧に合致するクラブだ」とコメント。

　なお、パイエはウェスト・ハムにとって、サンプドリアから加入したU-23スペイン代表のMFペドロ・オビアング、バーミンガムから加入したアイルランド人GKダレン・ランドルフに続く今夏3人目の獲得選手となった。

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