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元独代表DFヤンセンが29歳で現役引退「HSV以外のエンブレムにキスはできない」

text by 編集部 photo by Getty Images

元独代表DFヤンセンが29歳で現役引退「HSV以外のエンブレムにキスはできない」
ハンブルガーSVでプレーするDFヤンセン【写真:Getty Images】

 日本代表のDF酒井高徳が加入したハンブルガーSV(HSV)は8日、契約満了で退団が決まっていた元ドイツ代表のMFマルセル・ヤンセン(29)が現役を引退すると発表した。

 ボルシアMGユース育ちのヤンセンは、2004年にトップデビューを果たすと、クラブが2部へ降格した2007年にバイエルン・ミュンヘンへ移籍。加入初年度にUEFAカップの4強入りに貢献したものの、リーグ戦では先発に定着できず、2008年夏にHSVへ放出され、そこで7シーズンを過ごした。また、ドイツ代表としても45試合に出場している。

 独紙『ビルト』でヤンセンは、「夏の休暇の間に将来について考えていた。良いオファーをたくさん受けたが、現役を続けることは選択肢になかった。体調も健康で自由契約だったから良い契約を結ぶことはできたと思うけれど、お金は断念することにしたよ」とコメント。

 続けて、「ここ数年でHSVにとても愛着を感じるようになった。私はこのままハンブルクに住み続けるつもりだし、このクラブを愛し続けたい。ファンの気持ちに嘘をついて別のクラブのためにプレーはしたくないんだ。HSV以外のエンブレムに突然キスするようなことはできないんだよ」と引退の理由を語った。

 なお、ヤンセンはすでに会社を設立しており、実業家として新たなキャリアをスタートさせようとしている。

【了】

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