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マンC、デ・ブルイネ獲得に115億円用意。移籍金制約解除で“オイルマネー”再襲来

text by 編集部 photo by Getty Images

マンC、デ・ブルイネ獲得に115億円用意。移籍金制約解除で“オイルマネー”再襲来
ヴォルフスブルクに所属するMFデ・ブルイネ【写真:Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティが、ヴォルフスブルクに所属するベルギー代表のMFケビン・デ・ブルイネ(24)獲得のため、英国史上最高額の移籍金を用意していると報じられている。

 シティは今夏、4000万ポンド(約78億円)のオファーを提示したものの、ヴォルフスブルクは最低5000万ポンド(約97億円)を要求しているため、今のところ交渉成立には至っていない。しかし、2014年1月に1800万ポンド(約35億円)でヴォルフスブルクに加入したデ・ブルイネは、クラウス・アロフスGM(ゼネラルマネージャー)に退団の意思を伝えたと言われており、同クラブは週給を15万ポンド(約2900万円)に引き上げて同選手の慰留に努めようとしている。

 英紙『デイリー・ミラー』によれば、シティは、昨夏にマンチェスター・ユナイテッドがMFアンヘル・ディマリア獲得のため支払った移籍金5970万ポンドを超える6000万ポンド(約115億円)のオファーを提示する準備を進めているようだ。また、同クラブはヴォルフスブルクの条件を超える週給20万ポンド(約3850万円)の5年契約を検討している。

 シティは先日、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の財務規則に反する処分が解除されたため、潤沢な資金を使って大型補強を敢行すると見られている。同クラブは既にリバプールからイングランド代表のMFラヒーム・スターリングを4900万ポンド(約95億円)で獲得しており、高騰する移籍金にも見境なく投資を続けている。

 デ・ブルイネは昨季のブンデスリーガ出場34試合で10ゴール21アシストを記録し、2008/09シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献。また、DFBポカール(カップ戦)では日本代表のMF香川真司が所属するドルトムントを下し、チームを初優勝へ導いていた。なお、ユベントスやパリ・サンジェルマンら多くのビッグクラブがデ・ブルイネの獲得を狙っている。

【了】

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