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プーチン大統領がブラッター会長を称賛「彼のような人物はノーベル賞に値する」

text by 編集部 photo by Getty Images

プーチン大統領がブラッター会長を称賛「彼のような人物はノーベル賞に値する」
固い握手をかわすブラッターFIFA会長(左)とプーチン大統領(右)【写真:Getty Images】

 先週末に行われた2018年W杯のヨーロッパ予選組み合わせ抽選でゼップ・ブラッター氏と同席したロシアのウラジミール・プーチン大統領は27日、スイス『RTS』でFIFAとの関係について語った。

「私はブラッター会長のような人物や、国際的なスポーツ統括組織、オリンピックは特別な認識を受けるべきだと考えている。誰かがノーベル賞を受け取るとしたら、それは彼らだ」

 さらにロシアの絶対的権力者は「我々は皆、ブラッター会長によって成長してきた現状を知っている。詳しいところまで踏み込みたくはないが、彼が個人的に汚職に関与しているという言葉を信じていない」と、様々な黒い疑惑をかけられているFIFAのトップを擁護した。

 ブラッター会長はロシアのW杯開催能力について「完全に信頼している」と述べており、開催地選定における不正も否定している。これまでのところプーチン大統領との関係もすこぶる良好なようだ。

 しかし、先月ノーベル賞側は様々な汚職や不正の疑惑があるFIFAとの関係断絶を明らかにしている。プーチン大統領が望むような形は実現しそうにないが、3年後のW杯に向けてFIFAとロシアの関係はより一層深まっていくようだ。

【了】

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